里山の蝶と花の紹介です。
この里山で多く見掛けるアサギマダラです。
アサギマダラは長距離の渡りをすることで有名です。
アサギマダラと言えば秋に咲くフジバカマの花ですが
春に咲く色んな花には満遍なく吸密に来ます。
写真の数が多かったので2回に分けてUPします。
5月、ウツギの花に来ていました。
これはメスの様です。
5月にはオカダイコンの花にも来ます。
こちらもメスの様です。
ツルカノコソウの花にも来ます。
これは後翅に性標が見えるのでオスでしょう。
ノアザミは大好きの様です。
これにも後翅に性標が見えますのでオスですね。
ハルジョオンも大好きです。
こちらはメスです。
6月ヒメジョオンの花にも来ます。
これもメスです。
7月オカトラノオの花にも来ます。
これもメスです。
【ネット情報:コピペ】
アサギマダラ(浅葱斑)は、チョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科に分類されるチョウの1種。翅の模様が鮮やかな大型のチョウで、長距離を移動する。
特徴:成虫の前翅長は5 - 6 cmほど。翅の内側が白っぽく、黒い翅脈が走る。この白っぽい部分は厳密には半透明の水色で、鱗粉が少ない。和名にある「浅葱(あさぎ)」とは青緑色の古称で、この部分の色に由来する。翅の外側は前翅は黒、後翅は褐色で、ここにも半透明水色の斑点が並ぶ。
オスとメスの区別はつけにくいが、オスは腹部先端にフェロモンを分泌するヘアペンシルという器官を持つ。また翅を閉じたときに、尾に当たる部分に濃い褐色斑があるものがオスである。性票であり、メスにはない。
アゲハチョウ科の様に細かく羽ばたかずにふわふわと飛翔し、また、人をあまり恐れずよく目にするため人気が高い。日本昆虫学会による国蝶選定の際に、ナミアゲハやアオスジアゲハ等と共に候補に選ばれたが結局はオオムラサキが選定された。夏から秋にかけてはフジバカマ、ヒヨドリバナ、アザミなどのキク科植物の花によく集まり、吸蜜する姿が見られる。
生活史:幼虫はキョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科)のキジョラン、カモメヅル、イケマ、サクラランなどを食草とし、卵は食草の葉裏に産みつけられる。幼虫は黒の地に黄色の斑点が4列に並び、その周囲に白い斑点がたくさんある。また、前胸部と尾部に2本の黒い角をもつ。関東以西の沿岸部付近などでは、冬が近づくと常緑性であるキジョランに産卵され、2~3齢程度の幼虫で越冬する。蛹は垂蛹型で、尾部だけで逆さ吊りになる。蛹は青緑色で、金属光沢のある黒い斑点がある。
幼虫の食草となる旧ガガイモ科植物はどれも毒性の強いアルカロイドを含む。アサギマダラはこれらのアルカロイドを取りこむことで毒化し、敵から身を守っている。アサギマダラは幼虫・蛹・成虫とどれも鮮やかな体色をしているが、これは毒を持っていることを敵に知らせる警戒色と考えられている。また、成虫のオスがよく集まるヒヨドリバナやフジバカマ、スナビキソウなどには、ピロリジジンアルカロイド(PA)が含まれ、オスは性フェロモン分泌のためにピロリジジンアルカロイドの摂取が必要と考えられている。
オスはフェロモンの生成の為にフジバカマ等に来るらしい。
また毒性の強いアルカロイドを含む草花を食草にし体内に蓄積する様です。
優雅な姿とは裏腹に厳しい生き残り戦術を備えております。