里山の生り物の紹介です。

今は街路樹などにも多く植えられているコブシです。

今の時期、赤い実が出来ています。

 

一昔前までは低山にしか無かったので春一番の白い花をわざわざ見に行きました。

 

 

 

赤い粒が合体した様な形です。

 

 

 

 

 

人の拳(コブシ)の様にも見えます。

 

 

 

 

 

この形を集合果と言うらしい。

 

 

 

 

 

 

 

コブシは春一番、桜より早く白い木蓮の様な花を咲かせます。

 

 

 

”野鳥と木の実ハンドブック”によると10月になり実が割れて種が出て来ると

アオゲラ、ヒヨドリ、カラスなど少し大きめの野鳥が食べるらしい。

 

 

【ネット情報:コピペ】

 コブシ(辛夷)は、モクレン科モクレン属に属する落葉高木の1種である。早春に、葉が展開する前に他の木々に先駆けて白い大きな花をつける。花は3枚の萼片、6枚の花弁、らせん状についた多数の雄しべ・雌しべをもつ。多数の果実が癒合してごつごつとした集合果を形成する。北海道、本州、九州、済州島に分布するが、観賞用として広く植栽されている。ヤマアララギ、コブシハジカミ、タウチザクラなどの別名がある。
 和名である「コブシ」の由来については、諸説ある。つぼみの形を握りこぶしに見立てたとする説、つぼみが開花する様子を握りこぶしが開く様子に見立てたとする説、でこぼこした果実(集合果)の形を握りこぶしに見立てたとする説などがある。
 コブシに対して漢字では「辛夷」を充てるが、中国での「辛夷(しんい)」はシモクレン(モクレン)のこと、またはそのつぼみを乾燥させた生薬を意味する。
 落葉広葉樹の小高木から大高木。 樹高は 5 - 20メートル (m) 、木の幹は1本立ちで直立し、直径はおおむね 20 - 60センチメートル (cm) に達する。生長は比較的速く、枝も均整に出て整った円錐形から卵形の樹形になるが、混生するものは枝ぶりが乱れる。

 花期は早春(3 - 4月)、日本産モクレン類の中では早咲きの部類であり、葉の展開に先だって、小枝の先端に直径 6 - 10 cm の花を1個ずつつける。しばしば花の基部に小型の葉が1枚つき、よく似たタムシバは付けないことで見分ける。

 果実はやや扁平な球形の袋果となり、同一の花軸についた数個から十数個の袋果が癒合して長さ 5 - 15 cm、所々にこぶが隆起した不整な長楕円形の集合果となる。

未熟果は緑色であるが、秋(9 - 10月ころ)に果実は赤く熟し、裂開して赤い種皮に包まれた種子がこぼれ出し、珠柄に由来する白い糸で垂れ下がる。

 日本の北海道、本州(東海地方を除く)、九州(一部のみ)、および韓国の済州島の温帯から暖帯上部に分布する。丘陵帯から山地帯のやや湿った場所に生育する。
自然分布していない地域を含め、北海道から九州まで庭や公園に広く植栽され、また街路樹とされる。ヨーロッパや北米など海外でも観賞用に植栽されている。
 日なたから半日陰を好み、成長速度は速く、土壌の質は全般で根は深く張る。増植は、実生・挿し木・接ぎ木による。実生は秋に行われ、秋に採取した種を床蒔し、2 - 3年後に定植する。挿し木は3月中旬から下旬頃に行い、発葉前の前年枝を15 cmほどの長さに切り、地面に挿す。定植は、日当たりのよい場所を選んで行われる。ただし根の支持力は弱く移植は難しいため、移植する場合は前年に根回しをする必要がある。剪定は好まないので、1 - 2月か5月に、不要枝を抜き取る程度にする。施肥は必要がない。丈夫で病虫害も少なく、手がかからず栽培は容易である。病虫害はほとんどない。また接ぎ木の台木にされることがある。

 

 

 

 

ネット情報を見るとコブシは増やし易く、病害虫にも強く、施肥も不要で街路樹には

持って来いの性質です。

この20年くらいで街路樹も大幅に増えた気がします。