里山に咲く花の紹介です。
今の時期、樹木や石垣に這っている蔓性植物のイワガラミです。
この里山にはアチコチに沢山生えています。
一面に咲くとガクアジサイの様に見えます。(この花もアジサイの仲間です。)
花の様に見えるのは萼片(装飾花)で、イワガラミは1枚だけです。
1枚の萼片が花を取り囲む。
葉は葉柄が長く対生して出ています。
杉の木に登っているイワガラミです。
中央にあるのが花です。 咲くと白く見えます。
イワガラミによく似たツルアジサイ(ゴトウヅル)がありますが、”樹木見わけのポイント図鑑”によると、花弁(萼片)の数が1枚はイワガラミで4枚がツルアジサイだそうです。
葉っぱの鋸歯の形も少し違いますが見分けるのは難しい。
【ネット情報:コピペ】
イワガラミ(岩絡み )は、アジサイ科アジサイ属の落葉つる性木本。別名はユキカズラ。若芽は食用にできる。
日本と朝鮮半島に分布し、日本では北海道、本州、四国、九州に分布する。山地の岩崖や林縁に自生する。
つる性の落葉木本。名前のとおり、幹や枝から細い気根を出して、ほかの高木や岩崖に付着し、絡みながら這い上って、高さ10 - 15メートル (m) くらいになる。
山地の道路法面を上から這い下がる場合もある。大きな株では、つるの直径は5センチメートル (cm) を超え、樹皮も厚くなる。樹皮は灰色で、太い幹には縦に裂け目が出来るが、樹皮は剥がれない。枝先には短毛が生え、皮目は少ない。葉には葉柄がついて枝に対生し、葉身は長さ10 cmほどの広卵形から卵形で葉の先端はトゲのように尖り、葉縁にまばらな鋸歯がある。葉柄は長く、褐色の毛が生えている。
花期は夏(5 - 7月ごろ)で、ガクアジサイに似た花をつける。小さなややクリーム色の両性花が集まる花序のまわりに、大きな白色の装飾花が縁どる。装飾花は花弁状の萼片が1枚しかない。
果実は、装飾花の萼片が1枚ついたまま冬まで枝に残っている。
ネット情報によると果実が出来るそうですが”野鳥と木の実ハンドブック”には
記載されていません。
山行きで見た事はありません。