里山に咲く花の紹介です。
本日は皆さんお馴染みのサンシュユです。
里山の早春、梅と同じ時期に咲きます。
薬用植物園に数本植えてあり、名札も付いていました。
”野鳥と木の実ハンドブック”によると果実はヒヨドリ、ムクドリ、オナガなどが食べるらしいが好んでは食べないとの事でした。
著者の叶内拓哉が食べてみたら「ほんのり甘くて美味しい」と書いてあり
生食も可能となっていました。
”樹木見わけのポイント図鑑”にも掲載されており、よく似たダンコウバイや
アブラチャンとの比較が記載されていました。この3種は葉っぱの形が違います。
この本では果実は薬用となっていました。
”帆柱自然公園の花とキノコたち”にも記載されていました。
この本では食べられるか否か書いてありませんでした。
”四季の山野草”によると果実は生食出来ると書いてありました。
【ネット情報:コピペ】
サンシュユ(山茱萸)は、ミズキ科ミズキ属の落葉小高木。
中国原産で、春先に葉が出る前に黄色い花を咲かせ、秋にグミに似た赤い実をつける。
別名でハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれる。
季語は春。庭園樹や公園樹として多く植栽されている。果実は漢方に使われる。
山茱萸(サンシュユ)は漢名(中国植物名)で、この音読みが和名の由来である。日本名の別名ハルコガネバナ(春黄金花)は、早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつけることからついた呼び名で、日本植物学者の牧野富太郎が山茱萸に対する呼び名として提唱したものである。
秋になると枝一面にグミのような赤い実がつく様子から珊瑚に例えて、「アキサンゴ」の別名でも呼ばれる。
江戸時代享保年間に朝鮮経由で漢種の種子が日本に持ち込まれ、薬用植物として栽培されるようになった。
日本における植栽可能地域は、東北地方から九州までの地域である。
日本では、一般に花を観賞用とするため、庭木などに利用されている。
日当たりの良い肥沃地などに生育する[16]。
落葉広葉樹の小高木から高木で、樹高は5 - 10メートル (m) 内外になる。
枝は斜めに立ち上がる。成木の幹は褐色で樹皮が剥がれた跡が残ってまだら模様になることがあり、若木の幹や枝は赤褐色や薄茶色で、表面は荒く剥がれ落ちる。
花期は早春から春(3 - 4月上旬)にかけ、若葉に先立って木全体に開花する。
短枝の先に直径2 - 3センチメートル (cm) の散形花序を出して、4枚の苞葉に包まれた鮮黄色の小花を多数つける。
花径は4 - 5 mm。花弁は4個で反り返り、雄しべは4個。
果期は秋。果実は核果(石果)で、長さ1.2 - 2 cmの長楕円形で、10月中旬 - 11月に赤く熟し、グミの果実に似ている。
生食はできないが、味は甘く、酸味と渋みがある。
核の長さは8 - 12ミリメートル (mm) で、中央に縦の稜がある。
早春、梅と同時期に咲くので里山では人気です。
果実が生食できるかどうかは本によって異なりまが
薬用になるので有毒ではないと思います。
何かの本で読みましたが”茱萸”とは中国語でグミの事らしい。
ゴシュユ(呉茱萸)と言う漢方用の木もあるらしい。