こんにちわ
朝子です
貧困の問題について話をする際
切っても切れない話題があります
「○○は贅沢」
「○○しかないから貧しい」
などの基準の話題です
この基準について
私のブログでも時々お話させていただいています
これら、物の価値と言うのは
立場によって大きく左右されると思うのです
例えば
企業が物を売ろうとする時
1番に何を考えるかご存知ですか?
企業に勤めた事がない私の考えでは
「需要」だと思うのです
必要とされなければ、
その物にお金を払う人がいないからです
必要なものと言うのは
立場によって様々だと思います
お子さんがいれば
子供の用品
介護をされていれば
介護に必要な用品
独身の方だって
自分のために必要なもの
そしてこれら同じ必要なものでも
その人その人の価値観で、
ただ、あれば良いのか
丈夫なものが欲しいとか、おしゃれなものが欲しいとか
様々な違いもあると思うのです
更には、立場上
きちんとしたものでなくてはいけないだとか
どこどこのメーカーのものは使えないなど
事情のある立場の方もいるようです
それらを考えると
先日もお話したように
全く立場の違う方が、
違う方の価値をどうのこうの言うのは
やはり「ナンセンス」としか思えません
この事をイメージしていただけたらと思い
個人的に思う「ピン・きり」を
一部綴ってみたいと思います
注意として
あくまで、朝子の知っている知識での「ピン・きり」です
「もっと上がある、下がある」と言うご意見もあるかと思います
ですが、本日読み取っていただきたいのは
「立ち位置」や「生活」などで変わる
物の値段の差と言う事を念頭にお聞き頂たいと思います
先日も例えましたが
[カラオケ]
Aさんは、料理や飲み物があるのが当たり前
普段からカラオケと言うと、10,000円は持っていく
Bさんは、部屋代600円のみで、持ち込み自由なお店を選び
飲食物はスーパーで買ったペットボトルを1本のみ
Aさんにとってのカラオケが贅沢なもだった場合
Bさんにとってのカラオケは贅沢でしょうか?
[衣服]
Aさんは原宿で上下4000円だけで服が買えた
と言います
Bさんは近所のお店で上下1000円も服代がかかった
と言います
AさんとBさんの服への関心は同じものとして
Aさんが贅沢だとする服代と
Bさんが贅沢だとする服代は同じでしょうか?
[お酒]
Aさんは、居酒屋さんが当たり前で
Bさんは、コンビニエンスで買うのが当たり前で
Cさんは、スーパーで買うのが当たり前で
飲む量が同じくらいの場合、
この三人で月のお酒代の話をした場合
Aさんのお酒代はBさんから見て高額だろうし
Bさんのお酒代はCさんから見て高額だろう
なんて思うのは私だけでしょうか?
[スーツ]
どこかの議員さん
老舗の高級な仕立て屋さんで「無難なもの」を作る
一般の方が紳士服店の青○で「無難なもの」を作る
この値段って同じだと思いますか?
[チキンソテー]
Aさんのおうちでは
「今日は特売だったの」と鳥モモ肉1枚が1人分
Bさんのおうちでは
「今日特売だったの」と鳥胸肉4分の1枚が1人分
Aさんのおうちの普段の食費と
Bさんのおうちの普段の食費は
とても差があるだろうな…そう思うのは私だけでしょうか?
と、この様な感じ
上手く表現できたかどうか解りませんが
伝わってますでしょうか?
その人その人によって
「高い」「安い」など、物の値段や価値と言うのは
変わると思うのです
「世間で一般的」
何を一般的にするか?
これが教科書に載る内容のように
全国で統一でもしていない限り
「あれは贅沢だ」
「あれじゃ貧しい」
などを決める事もできないし
その判断も、その人個人の価値観でしかないと思うのです
「生活保護の受給者は贅沢だ」と言っていいのは
生活保護が必要な状況の方や
生活保護を必要としているのに受給できない方
(望んで受給しない方は除く)
その様な、国の最低基準以下の生活の方だけだと思っています
普通に暮らせている方々に責める権利は無い
その理由はこの価値観にもあるのだと
知っていただけたら幸いです