不正受給者とされる方の全てが本意ではない | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

生活保護不正受給過去最悪
年間190億円

生活保護の不正な利用者が増えている
先日その様な報道を見かけました

本当にね
水際作戦などで受給できない方の特集はしないくせに
不正ねただと素早く生き生き報道

おっと、それちゃうとこでした


平成21年度 約3兆円だった生活保護費は
平成24年度 約3.6兆円と
3年間で6,000億円も増えています

それだけ増えているのに
生活保護が必要で受給できない方は

貧困世帯の約7割です
この数字も、年々変わらない
若しくは増えていると言えるでしょう

では、不不正受給者の数は?
件数にして4万1909件の不正件数があります

金額の推移は
平成21年度 約102億1470円
平成24年度 約190億5372万円
不正受給をする人が増えるんだから、金額が増えて当然ですよね

受給者の増え方の割合以上に
不正受給者の増え方の割合は大きい
という事は、必要な受給者ではなく不正な受給者が年々増えている

と見えるかもしれません

ちなみに
24年度 1件辺り約45.4万円
年間という事ですから、月にすると約3.7万円
と言った所でしょうか?


しかし、この不正受給者としてカウントされる方の中には
意図して不正受給となった人ばかりではありません

例えば
高校生のお子さんがアルバイトをして
その申告をしていなかったとか

たまたま、仕事がもらえて収入が2,000円くらいだった為
申告の必要があると思わなかったとか

家の中の何かを処分したらたまたま買い取られて
1,000円の収入があったとか

こういった小さなちりも積もっていけば
月に約3.7万円の
不正のつもりの無い申告漏れは発生するかもしれません

これはあくまでも
約190億円のお金が意図的に不正を行っていない場合
のお話です

この金額の中には
意図して(悪意を持って)、不正を行っている方もいるでしょう

その様な方が月約3.7万円、
年間約45.4万円の不正で済ませているのでしょうか?

報道などでも見かけますよね
本当に悪用しようとして不正受給する方の金額は
年間で約100万円を超えたりとか結構な金額です

それらを踏まえると
意図していない、悪意の無い不正受給というのは
月に約3.7万円も無いかも知れません

しかも、このような
悪意無く、結果として不正受給となる方というのは
ケースワーカーから細かい指導を受けていないとか
それも申告するんだという事を知らなかったりだとか

知識不足や、ケースワーカーとのコミュニケーション不足によるものなど
だったりするようです

ですので、頭ごなしに
全ての不正受給と挙がった数字が
はじめから生活保護を悪用しようとしたものとするのは
良くないと思います

実際
これら、受給者による不正受給の数や金額は
本当に悪意を持って利用している方々に比べたら微々たる物です

更に言えば
知らなかったとか、理解が足りなかったなどの方の場合
その行為が不正受給に当たると指導された時点からは
きちんと気をつけているし、ルールを守っている

こんな言い方だと、またね
「そうやって、福祉課が悪いって言いたいのか!」
とお叱りを受けるかもしれませんが

そういうつもりではなくですね
毎度申し上げますが、現実の話なんです

その言葉の中には
「誰が悪い」とか「何が悪い」などの裏の考えはありません

現実問題として
その辺の細かい指導はありません

例えば、高校生のお子さんがアルバイトした場合
きちんと申告しなくてはいけません

そして、その世帯の収入として
保護費から削減されます
しかし、その引かれる金額は
アルバイトで入った金額全てではありません

一部は控除されます

でも、この事を
どのくらいの受給者の方が知っているのかと言ったら
お子さんがご家庭にいる保護家庭の方ですら
知らない方々いると思います

説明が無いんだから、そりゃ知らないよね

こんなのまで自己申告で
知らないから、悪意ある不正受給者だってのは
ちょっと乱暴だと思いませんか?


本当に必要な法改正は
こう言った部分にも必要なのかもしれませんよね