生活保護は生命保険 | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

以前、頂いたコメントに
「生活保護は、生命保険みたいなもの」
(ちょっと言葉が違っていたらごめんなさい)

これは本当に「なるほど、いい例えだ」と思いました

なので、本日はその観点から
生活保護の制度を見てみたいと思います


まず、あなたは
生命保険や自動車保険に加入する時
何を条件に加入しますか?

貰える保障が大きいとか
積立金の利息が大きいとか

事故であれば、
体が動かなくなった時の、その後の生活の保障が充実しているとか
相手を怪我させた時の、相手への賠償責任の額とか

とにかく、いかに
「自分にとってお徳か」
「何かあった時に、不自由の無いように暮らせる額が貰えるか」

そして、いかに
「安い掛け金で、多く貰えるか」
そのような事を考えながら加入していませんか?

体が動かなくなった時の、その後の生活の保障の充実は
そうなった時、働かなくても大丈夫なように
(治療に専念する為)

相手を怪我させた時の、相手への賠償責任の額は
相手への多額の慰謝料を、全額自己負担しなくて済むように
若しくは足りない分を借金しなくて済むように
(即ち、自分の暮らしを苦しめないで責任を果たす為)

その様に考えれば、
生命保険加入の基本は「自分(家族)の為」
と言えると思うのです


自分に「もしも」の事があった時の為に、保険金を払って
その「もしも」の事があった時に、助けてもらう

「もしも」の事が起こらなければ
その掛け金はと言うと、多少返ってくるものもありますが
払った分より多く返ってくると言うものでは有りません

保険に入っていても
「もしも」の事が起きなかった場合の
返ってこなかった分の掛け金はどうなっているか?

あなたはご存知ですか?

戻らなかった掛け金は
保険会社の運営費(人件費や様々な諸経費)だったり
運用(株や保養所の運営)に使われたり
他の加入者で、「もしも」が起きた人の保障に使われたりします


なんだかここまで考えてみると
生活保護と、とても似ていませんか?

高齢者だって、身障者だって、傷病者だって
母子家庭だって、仕事を無くして保護を受けている人だって

一度も納税者であった時期が無かった訳ではない
と思います

その税金の一部が
社会保障費に充てられている事を考えると

納税している時期と言うのは
保険を支払っている時期

保護を受けている時期が
「もしも」の事が起きた、保険金受け取りの時期

生活保護の場合、世帯で入る保険だと思えば
掛け金の支払いは
世帯の誰かが、過去・現在であっても
納税者だった時期があれば掛け金の支払いは成立しています


次に「生活保護は不正がある」について

このように考えてみたらどうでしょう

払った分以上のお金を貰って
「得をする」と言う状態を作りたい、その為に

わざと怪我をしたり、
自分を受取人にして誰かを殺したり

これら「保険金詐欺」と呼ばれるものが
生活保護で言う、不正受給に当てはまると思います

悪用する事に関しては
どちらも同じ悪い事ですし、どちらも犯罪です


ここまでのお話であなたはどう考えますか?

「いやいや、税金と個人のお金だろ」
とか言われますか?

先ほども話したように
税金が個人の血税なら、
生命保険金だって同じ事が言えませんか?

納めていたって、一生保障を受け取る事が無い人もいれば
納め始めて2年もしないうちに数千万円貰う人もいる

後者の「2年もたたない」で、一例を挙げると

月の掛け金10,000円×12ヶ月=120,000円/年
2年目で死亡した場合、納めた額は240,000円

保険の内容として、死亡した場合の受取額30,000,000円
30,000,000円-240,000円=29,760,000円
これは、他人の納めた保険金で構成されています

この保険金で、遊んで暮らすのは悪い事ではないのに
生活保護だと、悪い事な挙句、個人の人権まで奪われてしまいます

何度も言います

税金も保険の掛け金も
加入者が一生懸命働いて納めたお金です

加入者、と言う意味では
税金を納めるのは国民の義務です
即ち、国民全員が「生活保護」と言う保険に
強制加入していると言う事でもありますよね


そんな、あなたも加入している保険

あなたが納めている生命保険の月の掛け金が上がり
保障が薄くなる

となった場合、あなたはどうしますか?

文句の一つくらい、言ったりしませんか?
若しくは、加入している保険会社を変えたりしませんか?

誰だって
基本は「安い掛け金で手厚い保障」が良いに決まっています


今、生活保護では上記の様な事が実際に起きています
「税金は上がり、支給額は減っている」

更に言えば、年金も
「納付額は増えているが、支給額は減っている」

日本と言う国による保険はここしか有りません
どこに乗り換える事もできません
そして、この保険は(納税義務の為)強制加入です

だったら、「もしも」の時
手厚く保障されたくは有りませんか?

その様に考えると、
生活保護を批難する方と言うのは
長年一生懸命働いて、保険料を支払い続け
自分にもしもの事があっても
「保障を貰わない」し
「保障でゆっくり治療」「保障で気分転換」これは悪い事だ
と言っているようなものではないでしょうか?


こうしていろいろ比較して見ましたが

生活保護や年金は
税金と言う掛け金によって運営されている生命保険

「ああ、だから権利だと仰る方がいるんだ」
私はその様に感じたのです

よろしければ、あなたも比較して検討して見て下さいね