生活保護を受給していない世帯 | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

世間では生活保護というと
「不正受給」「働かないで遊ぶ怠け者」「税金の無駄使い」などの
悪いイメージしかありません

この悪いイメージは、把握されているだけで
受給している世帯の約0.4%と言われています

それでは、生活保護を受給できている世帯はと言うと
同じく把握されているだけで、
「生活保護が必要な低所得世帯」の約2割とされています

これらを考えると
国の最低生活基準以下の生活をしている人全体の
約2割の受給者のうち0.4%が不正受給者となります

どんな理由であれ
不正受給者は無くしていかなければいけませんが

それ以上に目を向けなくてはいけないのは
生活保護が必要な最低生活基準以下の低所得者が8割も居る
その事の方が重大な問題ではないでしょうか?


現在、生活保護受給者は約210万人
希望するしないはともかく、
収入の面で言えば受給できるのに受給できない・しない人は約840万人

この840万人の方の中には
本来であれば生活保護を受給できるはずのなのに
沖合い作戦・水際作戦などの被害にあい、
今まさに、生死と向き合っている状況です


年々増えている生活保護受給者を問題視する声も多々ありますが
この1番の要因は日本の年金制度の、ある意味崩壊による
低年金・無年金のお年寄りが増えている事です

少子高齢化、年金受給開始年齢の引き上げ
これらの状況をきちんと把握されている方は

受給者の増加の問題に対し
「働かない若者が…」とか「怠け者が…」など
簡単な発言はされません

保護受給者が増えているこの問題そのものが
社会全体の負のスパイラルによって生産され続けているのだと
ご存知だからです


今回の最低生活基準引き下げに伴い
これまで、様々な社会福祉制度に助けられ
辛うじて、生活保護を受給しなくても済んでいた方々が

その様々な社会福祉制度を利用できなくなり
(この辺のお話は以前お話しました
人事ではない、生活保護基準引き下げ」をご覧下さい)

保護受給と言う本意ではない状況下に陥りつつあります


本来なら生活保護を受給できるのにしていない方々が
受給をしなくては生きていけなくなる社会作りではなく

最低生活基準の生活の人が、
保護の必要性の無い生活になるような社会作りをしないと

日本の相対的貧困率16%に当たる
約2000万人の方々が、生活保護の必要性に迫られ

それなのに受給できない状況が大量生産されてしまいます


生活保護法の規定では明らかに受給できる「受給漏れ世帯」

願わくば、この世帯の方々が不本意な形で受給に迫られる
方向に向かうのではなく

そこが本当の最低ライン
それ以下にはならない、後は良くなるだけの社会になって欲しい

ただ、ただ、毎日願うばかりです