夏の参議院選挙の日程が固まらない。原因は様々な法案の審議が立て込んでいるためだ。


今の通常国会が予定通り終われば7月11日投開票になるが,会期を延長すれば7月25日,最遅で8月22日になってしまうという。


夏のコミックマーケットではいつも通り,参議院選挙のデータ本を出す予定だが(サークルカットにもそう書いた),正直7月11日でも作成スケジュールがきついのに,25日になったらどうなるんだろう? 8月22日になったら夏コミ終了後ということになってしまうので,もちろん出すのは無理。この場合は冬コミと時間があいてしまうので,本を出さないという判断もあり得る。


選挙の本は今までに2回出している。自分でいうのも何だが,あれはそれなりに手間がかかっている。得票数のデータを整理・集計したり,各政党のマニフェストやチラシをもらいに党本部に行ったり,投票翌日の新聞を入手したり。あの程度のレイアウトでも相当な時間をかけている。一番手間がかかっていないのは漫画部分だったりして…とにかく,出すならそれなりに早めに動き始めないといけないのだ。


この他にも不確定要素はある。今,紛糾している普天間基地移設問題は5月末に決着するのか? ほとんどの報道機関は期限内の決着を絶望視しているようだが,もしそうなれば鳩山総理は進退をどうされるのか? お辞めになるのなら次の総理は誰に,いつ決まるのか? 総理ご本人は検察審査会の起訴議決を免れたが小沢幹事長の起訴についてはまだ現在進行形で,これが夏までにどこでどういう形で噴き出すかわからない。


結局,一国民としては政局の動きを見守ることしかできないのだ。普天間の決着と参院選の投開票日の行方によって夏コミでの発刊計画が大きく変わることは間違いがない。早く決めてくれればいいのに。ま,政局に新刊計画が振り回されるなんていつものことなんだけどね。