今日17日は
二十四節気 「小暑」の末候
日本、中国共に
七十二候では
「小暑」の末候を
” 鷹乃(すなわ)ち学(わざ)を習う ”
梅雨明けも近いこの時期は親から飛ぶ事を
学び終えた鷹の幼鳥が夏の空へと舞い上が
る頃であるとされますが・・・
いよいよ今週後半には太平洋高気圧が張り
出し梅雨明けとなるのでしょうか。
さて、そんな梅雨前線と太平洋高気圧が日
本列島でせめぎ合う高温多湿なこの時期で
すが日々の漢方相談においても「熱」が体
内の「湿」と結びついた皮膚のトラブルや
関節の腫れ、月経痛等が目立っています。
そんな患者さんを舌診察し食習慣を詳しく
お聞きすると「甘」味の摂り過ぎだったり
します。
五味の「甘」は五気の「湿」
体内に余分な「湿」を発生させます。
その一方で
五味の「苦」
古くから「良薬口に苦し」という言葉があり
ますが
「苦味」には以下の作用があると言われます。
体内の余分な「熱」を清め「陰液」を保つ
「堅陰」
体内の水分代謝の異常により生まれた「湿」
を乾燥させる「燥湿」
排泄を促し体内に溜まった「邪気」を排出
する「瀉下」
高温多湿なこの時期の健康管理にはゴーヤ等、
旬の「苦味」を日々の食卓に上手に取り入れ
る事が大切です。
■ 苦瓜 (ゴーヤ等)
体内の余分な「熱」を下ろしてくれる”苦瓜”
(ゴーヤ等)は肺熱、胃熱、心火、肝火
等の「熱」に良いとされる「清熱瀉火」の
食材。
五性 「寒」「微寒」
五味 「苦」
帰経 「心」「肺」「脾」「胃」「肝」
薬効は
熱病の発熱、熱射病、口渇、口苦、発汗等
に良い「清暑止渇」
毒を消し、腫れ物を収める「解毒消腫」
「肝」の熱を収め目の充血を解消する
「清肝明目」等
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