このたび私のもとへやってきたのが

こちらの椅子下矢印

まあまあ使い込まれた感がありまして、座面が破れております。

 

先ずは座面の張り替えですね

 

 

お金をかけてよければスポンジも新しく交換しますが、今回は欠損した部分を継ぎ足す方式でやってみました下矢印

 

隙間を埋めたり、厚みを調整したり、段差が無いように何度もスポンジを切ったりして調整下矢印

 

 

段差を感じないか、触って確認下矢印

 

今回の修理は画像の左側下矢印

各メーカーや年代によって色合いなどは様々なので、古いものになると全く同じ素材でというのは難しいので、

今、手に入る素材で張り替えとなります。

 

ちなみに、真ん中のは現在修理でお預かり中の物、

右は名陽木工製の現行商品のサンプルです。

 

次は座面の大きな傷を取ります下矢印

 

毎度、お恥ずかしながら・・・

当店は塗装設備がございませんので、お天気が良くて強風でない時しか作業できません

 

 

ついでに幾つもまとめて塗装下矢印

スプレー缶での簡易塗装ですが、何回も噴いては乾燥させて塗り重ね、塗膜の厚みをできるだけ持たせるようにしています。

 

 

完全に傷を無くして、ピカピカの塗装にしたいというオーダーには、当店がお世話になっている塗装設備のある工房様へ持ち込んで塗装をしてもらいます。

ですが、あまり状況が酷いものは手間がかかるので、新品買った方が安くなることもございます。

 

本体の方はほぼ研磨もせず、傷の上からの塗装ですので、凹みなどは残っていますが、

パッと見た感じでは随分きれいになっております。

 

ボロボロで凹みも多かった座面がこんな感じになりました下矢印

 

 

ここからさらに研磨すれば艶々にもなりますが、

どんどん手間がかかると値段にも反映されますので、

見た目はあまり気にしないという方向けに、できるだけ安価に仕上げたバージョンでございます。

 

 

中古背付き椅子・店頭販売品

楽器晴海堂にて16,500円(税込)