ピアノ椅子修理事例

ピアノの椅子が壊れた時、

買替えする前にご相談ください

 
中古のトムソン椅子を、幾つか同業者さんから入手しまして
動作に問題が無いけど、見た目は相当ひどいやつを
何とか使える状態にしてみようと、奮闘した記録でございます。
 
音符音符音符音符音符
 
塗装は剥げ禿げ滝汗
 
かなりの当て傷、凹み傷、角剥け汗
 
脚もまあまあ目立つ塗装剥がれ
 
これなんか座面割れてるし滝汗
 
 
ということで、使える状態にしたくても塗装をどうにかしないとなりませんが、
当店では塗装のきちんとした設備が無いので、ピアノの塗装は部分的な補修しかやっておりません。
なので、新品のような仕上がりはできないですが・・・・
 
まあ、でも、頑張ってみます。
 
先ずは割れた座面を交換しましょう。
同じ厚みの板をのこぎりで切って
 
綺麗にすっぽり入るまで縁を整え
 
他の座面が割れた椅子のクッションを再利用させてもらって
座板と同じ大きさに切り取ります
 
こんな感じで、丁度硬くなってる縁の部分を切り落とせてよかったです。
 
本体の方は、まずペーパー掛けて凸凹を出来る限り平らにして、
大きな凹みはパテ埋めして
エアーコンプレッサーが無いので、スプレー缶で根気よく吹き付けていきます。
 
乾いては気泡を削り、塗料が垂れた部分を削り
またスプレーして・・・・を繰り返すこと何回やったでしょうか汗
 
ここまで大きい範囲で平の板ではないものを塗装した経験は無いので
とにかく何日もかけて色々お試ししながら試行錯誤でございました。
 
 
リメイク椅子の完成品下矢印
 
座面交換(ターコイズブルー) & 木部簡易塗装
 
 
座面張り替え(エンジ) & 木部簡易塗装 
 
 
木部簡易塗装のみ
 
音符音符音符音符音符音符音符音符音符音符
 
完成品のこの3脚は、今度の晴海堂イベント「手作り雑貨マルシェ」に出したいと思います。
仕上がりが新品同様のものではないので、そこはご了承してもらえる方にお使い頂けたらと思います。