「地道」とはまじめで地味なやり方、手堅くまじめなことを言うのであって、日々コツコツと努力を積み重ねることにより立派な果実や花が咲きほこることであり、決してそのことを忘れずに生き抜くことに人としての価値が生まれてくる。
それが私がいつも書物やレジュメに書き続けている「厳しい経済情勢下でいかにして成果（結果）を出し続けるのか」の基本理念であり、根本精神である。
ことわざ
「ローマは一日にして成らず」
「千里の道も一歩から」
の通り、
物事が実を結ぶまでには、日々の前向きな努力を積み重ねることが基本である。
だが、その「地道な努力が実を結ぶ」を骨身に染み込ませて仕事や勉強などに取り組んでいる人達は少なくなりつつある。
最近では、人は全体的にあらゆる面で不便さを感じなくなり、豊かさにどっぷりつかり込んでしまって、人として人間としての最も大切な心の部分が大変貧しくなっている。
努力する、優しくする、心配し合う、助け合う、協力し合う、共に生きるなどが希薄になり、コツコツと地道に努力するようなことも苦手となっている。
しかしながら、今の厳しい経済情勢下で成果（結果）につなげたり、成果（結果）を出し続けるためには、標題の「地道な努力が実を結ぶ」を肝に銘じて修行を積み重ねることが基本中の基本である。
近年における物づくりに関しても、地道な努力による研究開発が実を結び、特に再生医療、リニアモーターカー、ジェット機、ロボット、エネルギー、エコカー、アパレル、農水産の養殖産業、健康食品などが飛躍的に進化をとげていて、今後の社会貢献と会社経営、さらには日本経済の発展につながる期待がふくらんできている。
これらを更に進めてより大きな実を結ぶためには、政治力と各メーカーの営業力、行動力などのあらゆる力を出し切る必要がある。
いずれにしても、これまでにいろいろな分野ですさまじい進化をし続けているのは、基礎的な研究開発を怠らずに頑張った結果として「地道な努力が実を結ぶ」こととなり、成果（結果）につながったのだ、と言うことを忘れてはならない。
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