6月15日。山本ひろ子先生のトークイベント当日。

午前中にいざなぎ流の太夫さんによる御幣切りワークショップがあり、

早いゼミ生は九時半には会場に着いたそう。

(すでにワークショップ参加者もお集まりで、熱意のほどが伝わってきたとか)

 

わたしは先日のイザイホー映画上映会に遅刻した先例があるので、

はやく出掛けようとおもいつつも出足が遅れて、

トークイベント開始の14時丁度にすべりこみ。

(間に合ったのが奇跡・・・すみません。)

 

市松人形を中央に。

世界のお人形さんたちが織り出されている。

 

人形の家にふさわしい「あかいくつ劇場」の可愛い緞帳。

ゼミ長Oと大坪さんとのサプライズ企画は、この幕が上がれば明らかに…。

それは〝舞い神楽〟の披露でした。

 

てんつく、ちいつく、てん、てん、てん…

そして五方へぐるぐる

 

3.11の晩に話が決まり、

手先が器用なアーティストのTさんが笠を作成。

太鼓はM。

ゼミ長は、神楽保存会の皆さんの練習見学に単身物部へ飛び、

地元のU氏の案内で保存会や太夫さんの知己を得て

〝手弁当〟で、うちあわせを重ね今回のイベントに打ち込んできた。

 

この日は展示に関連するイベントの最終日。

これまでトークイベントでお話をされた、

松尾恒一先生、小松和彦先生もお揃いで、

大坪さんにとってもひと区切りとなる局面。

舞神楽とゼミ長Oを紹介しながら、思わず涙ぐまれていた。

折しも6月15日は、大坪さんがはじめて梅野光興先生を訪ねて

今回の企画をご相談した日でもあった。

 

まる一年。

様々なご苦労もあったのだろう。

「横浜人形の家」としてはテーマ、客層、来場者数ともに

前例の無い企画展となったと思しい。

 

3.11の晩に思いついて実現したことのもう一つ…。

それは山本先生の『摩多羅神』本を売店に置いてもらうこと。

「いざなぎ流に興味のある方ならきっと、

山本先生の新刊にも興味があるはずです!

自ら販売に行きたいくらいです!」

と言って出版社と大坪さんにお願いしたもの。

しっかりと見届けてきました。

(ありがとうございます!!)

 

おお、ミュージアムショップに

怪しげな一角。

 

うーん、場違い感は否めないが、

ここに摩多羅神さんが影向されたことに意味がある、はず。(つづく)