数日前の5月18日、朝からゼミメンバーはそわそわしていた。

私も、このブログでお知らせしようかしまいか――見る人が少ないブログでも、もし競合相手が増えてしまったら――と悩んだ結果、応挙と久渡寺の話題にした。

それは、横浜人形の家でのいざなぎ流の御幣切り体験の申し込み。

山本ひろ子先生と梅野光興氏のトークイベントの行われる6月15日の

午前中にワークショップ「いざなぎ流太夫さんに学ぶ御幣切り」が開催される。

 

申し込みの受付は館のWebページにて、

18日の10時から。

定員22名。

なるほど、狭き門。

 

前々からワークショップに参加したいと話していたTさんから、

10時ぴったしに申し込んだものの、もたつき、10時3分にはキャンセル待ち。

「現世のスピードについていけなかったです」とのメール。

Tさんらしい。同じくMさんも。

たしかに、いざなぎ流の太夫さんに直接習えるなんて、なかなかない機会。

 

というわけで、残念に思われているみなさまへ。

山本ひろ子先生の〝御幣〟に関する論考をご紹介いたします。

「御幣の動態学―祈禱と祭の現場から」

『季刊 自然と文化63号 特集 御幣』(日本ナショナルトラスト、2000年)所収です。

 

でもやっぱり目を楽しませてくれるのは、

図録『いざなぎ流の宇宙』でしょう。

1997年に高知歴史民俗資料館で開催された企画展の図録で、

この4月に復刊。

いざなぎ流の宇宙 -神と人のものがたり-|取扱商品|刊行物・グッズ|高知県立歴史民俗資料館 (kochi-rekimin.jp)

〝いざなぎ流〟ブーム再燃の兆し、でしょうか?

 

参考:横浜人形の家URL

いざなぎ流のかみ・かたち ー祈りを込めたヒトガタたちー – 横浜人形の家 (doll-museum.jp)