今回は、前回の藤井貞和先生のご報告、

また2019年4月9日の上村忠男先生による

「ヴィーコの詩的記号論」の流れの上に位置づけられます。
 

日時:11月4日(土)14:00~17:00
内容:
ご報告1/上村忠男先生「ヴィーコ「真のホメロスの発見」について」
ご報告2/藤井貞和先生

フリー討論

テーマ:〝ホメロス問題〟を起点に
1970年代の寺小屋教室で共に講師をされていた、上村忠男先生と藤井貞和先生。
今回の土曜会ではホメロス批判を契機として、上村さんはヴィーコの「真のホメロスの発見」(『新しい学』)から、「詩的記号」の世界へ回心する。
一方、藤井さんはホメロスの語りの在り方に向かい、九州の盲僧琵琶の世界へ接近し。それはアオリストの問題を引き寄せることになった。
二人の先達による50年ごしの対話は、寺小屋教室と西欧型思想を、我々がどう受け入れてきて「新しい学」となしえているのかを、あらためて考えることになるだろう。 (司会・進行/芥川隆信)

【参考文献】
・ヴィーコ『新しい学』下「第3巻 真のホメロスの発見」中公文庫。
・和辻哲郎『ホメーロス批判』岩波書店(和辻哲郎全集第6巻所収)。
・坂部恵『かたりー物語の文法』ちくま学芸文庫。

17:00~懇親会
寺小屋のシェフ〝まる〟こと吉田が、「ホメロス料理」を振る舞います。
はて?ホメロス料理とは?と思われた方、
どうぞお楽しみに!