今現在、僕自身の正常化の大きなテーマが「肩関節」なのですが、ちょっっとだけ、

本当に自分の身体で分かってきたかな?〜施術や技にも反映され出している!

という感触があるため、紹介出来る範囲で紹介していきます。






〜〜〜〜一般的な話〜〜〜〜〜



ではまず、一般的な理学療法がどうやって肩関節にアプローチするかを軽くまとめてみます。




①まず、肩の骨ってこんな風になってるんだよ、ちゃんと触れるようになろうね




②肩の筋肉ってこんな感じなんだよ。ちゃんと触れるようになろうね。(最近だと神経、血管も対象になってきている)




③肩の解剖学や運動学を理解した所で、この本に載っているような、肩関節の構造に則した技を使ってアプローチしてみようね




④痛みが出ているのは肩だけど、体幹とか足とか手首とかのせいで肩に負担が掛かってるかも!この本に載ってるような全身からアプローチだ!



、、、まだまだあるのですが、十分なのでこの辺で。


さて、こんな風に書いているとこれらの書籍を否定しているように感じられるかもしれませんが、

全部めっちゃいいと思います笑。

これらの事をしっかりと出来るようになるだけでも効果は出ます(当たり前ですがかなりの鍛錬が必要です)。


〜〜〜〜一般的な話終わり〜〜〜〜




さてここから、

こういう本に書いているいわゆる「正解」であろう事をやっても、改善しない場合があります。

その際普通は、①〜④が結構なボリュームがあるので、①〜④の中に自分の知らない・出来ない事があるだろう!

となり、↑①〜④の中に答えを見つけに行く訳です。

ところが、正常化を知ると、


「①〜④も正解なんだけど、それ以前にやる事がいっぱいあるんじゃね?

という事が分かってきます。



例えば、三角筋。

これ、リハビリや整体をする人なら100%知ってる筋肉です。まさに肩の上にある、超メジャーな筋肉。




ところが、

どこからどこまでが三角筋で、どんな形をしてるか本当に分かってる?

と言う事を知識ではなく、実際の現場ではっきりと示せるかどうか、はたまた

じゃあその三角筋を、本当に良い三角筋の状態にもっていける?

となってくると、かなりの人が自信が無くなるんじゃないでしょうか。


そこで、①〜④の教科書を見たり偉ーい教授の講義を受けたり人体解剖をしても答えが無いんです。いや形の答えはあるんですけど笑、分からないんです。本当に合ってるかどうか。

最近だと、エコーで身体の中身を確認する事が出来るので、精度は確実に高くなるのですが、本当に良い三角筋の状態に持っていけないんです。だって知識でしか形や動きを知らないから。触ってて正解が分からないから。



その良い三角筋の状態を定義しているのが、ある意味正常化と呼べるものになるかもしれません。



なので、①〜④の本の中には肩関節の事が奥の方までこれでもかと書いていますが、

「表面のこれだけ大きな筋肉がちゃんとしている状態」については一つも書いてないんです。。。




さて、三角筋の良い状態、正常化、というものがちょっとでも出来てくると、これまで改善しなかったパターンが改善する事を最近立て続けに経験します。①〜④の中に答えはなく、ただ一つ三角筋の正常化をちょっと分かるだけで、こんなに違うものか、と感じます。


そして、その後で①〜④の本に書いてある事をやると、無理矢理ではなく自然に本来の効能を発揮している感覚があります。



 〜〜〜〜三角筋の話終わり〜〜〜〜




三角筋だけでなく、勿論他にも正常化する所はあります。

僕の今の課題では

「大結節」の形・形状の本当に良い状態

「大結節みたいに解剖学的には名付けられてない部分」の形・形状の本当に良い状態

なんてのもあります。


ここに

「触り方」←これも教科書に書いてたり教えられたりする事だけじゃ全然足りねぇです。

「患者さんの寝方」←これもヤバいです。

「多分ホントの意味での軸回旋・関節中心」


なんてのもあります。

全部なんじゃそれ!?マジかー

の連続ですが、日々精進と検証しかありません。

今日は大結節の事がちょっと分かったと思って調子乗ったら全然ダメだったなぁ、、調子は乗ったらホント駄目。。



言われてみれば当たり前にやるべき事なのですが。当たり前が一番難しい。。。




長くなりましたが、正常化って何?を具体例を挙げて述べさせて頂きました。

ホント、するべき事を真っ向勝負している世界だと思います。