カナダで、自分が着物を着るのも慣れてきましたが、
人に着せたり、着付けを教えたりする機会が、
増えました。
カナダにいる場合は、着物に関する情報や着物や帯、
と言ったものだけでなく、それに関わる小物も手に入りにくいので、
どうしても着物を着るには、どうしたらいいの?
ってなるので、海外ではより縁遠くなります。
着物って、お太鼓や訪問着が着たい、となると、
多少ハードルが上がるものの、
小紋と言った、普段着、オシャレ着なら、
実は、手軽な半幅帯で十分楽しめます。
半幅帯でいいっていうことは、浴衣帯といっしょ。
着物、帯、着付け用の腰ひも2本あれば、
小物が揃ってなくても、基本、着れます。
つまり、浴衣が着れる人で、気楽に着物を楽しみたい人なら、
着物は実は簡単に着れる、ってことなんですね。
基本がわかって、初めの一歩を助けてもらえたら、
案外誰でも着れる、楽しめるのが着物なんです。
完璧に着れなくても、とりあえず自分で着てみる。
少々、上手くいかなくても気にしすぎない。
お太鼓はおいおい挑戦する、っていうスタンツであれば、
1回で自分で着れるようになります。
海外では、あるべき着付っていう、
固定概念がまわりの人にないから、極めて平気でいられます。
思い切って着てみましょう。
お太鼓・訪問着でモデルさんみたいにかっこよく自分で着れる、と
初めての着付けで、期待しすぎて、取り掛かると、挫折します。
現実的には、初心者が1回のみ着付けセッションでは、
お太鼓や訪問着を簡単に着れるようになるのは、難しいでしょう。
でも、半幅帯で、浴衣を着物に変えて、
着てみるのなら、難しいことはありません。
なんだぁ、これでいいのかぁ、って気づくはず。
そして、着物は何度も着て、慣れることが、
より簡単に気楽に着心地よく着れるようになる秘訣。
きょうは、カナダ人の知合いに着付けを教えながら、
自分で着てもらいました、
初めての2人だけど、上手く着れてるでしょう。
バンクーバー島で、着物を着てお出かけしたい方、
写真を撮ってみたい方、もちろん、可能であれば、
私もお付き合いしますし、ついでに着付けも身につけて
いってくださいね。