こんにちは、青樹庵の瑞樹です。
私は、趣味で古代文字を書いています。
墨と筆、半紙を使いますが、
書道とは違って全身を使って描く感じで、
どちらかというとアートです。
古代文字とは、約3300年前の殷の時代に作られた
いわば象形文字です。
その時代には、君主には必ず占い師(巫女)がついていました。
巫女は、牛骨を使ったり、火を焚いたりしながら、
天からのお告げを地におろし、君主に捧げていました。
その際に、使われていた文字でもあります。
占いは卜(ぼく)と言いました。
なので、漢字には巫女さんがあらゆるところに出てきます。
「夢」という文字は、
巫女がクマドリを頭につけて、ベッドの上で寝て、
見た夢を君主に捧げるという様相を表したものです。
また、「笑」という文字も、
巫女が笑い興奮をして髪の毛を逆立てている
という象形なのだそうです。
その昔は、
占いが王国では国を統治するのに使われていたり、
軍略に使われていたり、
民の間では、耕作や、防災にも使われていたのです。
そして、文字にまで影響をしていたわけですね。
占いに市民権(w)があり、
信頼をされ、日常と密着をしていた頃のお話でした。