自由 | うつ病に負けないよ

うつ病に負けないよ

もとの明るい人間に戻れますように

もとの働き者に戻れますように

穏やかな人生を送れますように

自分の独り言をつぶやきます


自由に仕事を選べる人が
うらやましいな。



俺にはお店がある。

たとえ行っていなくても、
俺は役員のまま名が残っている。

家族で経営しているお店なので、
簡単には解放してもらえない。


家族経営のわりには、
大きめのお店だ。

おまけに自社物件。
自宅とは別の独立店舗。

簡単にはやめられない。

お店をやめたとしても、
店舗が残る。

更地にするのにも
莫大な解体費用がかかるし、

貸店舗にするにも、
借り手がいるかどうか。

どちらにしろ売れない限り、
固定資産税がかかる。

会社にしているけど、
借金がないため、

廃業するのは簡単だが、

大量の商品があるため、
それを売りつくすのも大変だ。

小さなお店が閉店するのと
規模が違う。

50年以上も改装を重ねて、
続けてきたお店だ。

お店をやめるだけでも、
多額の費用がかかる。

いろんな什器や備品の廃棄。

考えるだけで、
うつ病がひどくなる。

だから、普段は
あまり考えないようにしている。



でも、いつかは誰かが
やらなければいけないこと。

たとえ俺がサラリーマンをしていた
としても、

親に何かあった時には、
やらなければいけないこと。



もし、
俺がお店を続けていたとしても、
俺に何かあった時には、

身内の誰かがやらなければ
ならないこと。



自営業の家に生まれてきた
宿命だ。


それだけではない。


死んだ父が、晩年に
買いあさった不動産もある。

目先の金に目がくらんで、
父がやってしまったことだ。

それも売らなければ、
不動産なので後々めんどうになる。

まったく、
なんてことをしてくれたんだ。



残された俺たちがやるしかない。


うつ病が悪化するので、
なるべく考えないようにしてる。

これを乗りきらないと、
俺は再就職もできない。


だから俺は
人一倍、シンプルな生活に憧れる。


やたら不動産なんて
持ってなくてもいい。

死んだ父を反面教師として、
俺は生きていく。


親の尻ぬぐいはむなしい。

前に進んでいる感じがしない。

次の道に簡単に進めない。

最後まで家業に縛り付けられる。


だから俺は、いつでも自由に仕事を
選べる人にあこがれる。

うらやましいと思う。



絶対に
俺もそうなってやるんだ。

身の丈にあった質素な生活こそ、
俺の目指すシンプルライフ。


いつ俺が死んでも、
人に迷惑をかけない簡単な生活。


父のようにはなりたくない。

死に方も。
死んだ後もね。


いっそのこと、
消えてしまいたいと
毎日思う。

コテっと逝きたいなあと思う。

楽だろうなあ。


残念なことに、
長年スポーツで鍛え上げた肉体は、
そう簡単にはくたばりそうもない。

誠に残念である。