軽井沢高校から大学進学! | 塾長の悪あがき

本年度は、非進学校からの大学受験生が4名いました。

 

① 軽井沢高校 → 佛教大学 歴史学部 合格

② 蓼科高校 → 埼玉工業大学 工学部 合格

③ 地球環境高校 → 東海大 理学部 合格、城西大学 理学部 合格

④ 小諸高校 → 群馬パース大学 医療技術学部 合格

 

今回は、① 軽井沢高校 → 佛教大学 の 宮澤くんのお話。

 

 

宮澤君は、中学の頃から塾に来ていたんですが、口は達者だけど勉強しない!

する気持ちになって取り組み始めても全然続かない、いわゆるスタートダッシュマン。

(一瞬頑張るけど続かない)

お母さんは大学まで考えているくらいなのに、中学のテストは100点台…

 

結局、高校は軽井沢高校へ。

 

その後も、お母さんは大学進学を諦めず、宮澤君も塾にも来ていたんですが、

志望校は国公立、数学はボロボロ、勉強は相変わらず根詰めてやらない…。

学校では10~20位くらいにいるものの、軽井沢高校から受験するなら少なくとも学年順位5位以内でないと…。

まして、国公立なら、2位に大差をつけて1位じゃないと無理です。

当時の担当講師は、そんな宮澤君をみていて、このまま甘やかしておいたら受験どころではない…と考え、

あえて「見捨てる」形をとり、別の担当講師へ。

 

少し勉強する兆しが出てきたのは高校3年生の頃。

彼が変わるきっかけになったのは、家族で京都に旅行に行った辺りからとのこと。

 

もともと、色々なことに興味があるタイプの子でしたが、陰陽師や神学などの話に興味を持ち始め、自分から勉強してそのあたりの知識を深めていきます。

大学も、現実的な私大文系へとシフト。

学校の先生のサポートも手厚く、お母さんも大学進学を諦めず、本人もだんだんその気になり…

最終的には、オープンキャンパスでお母さんが教授をつかまえて直接話をさせてもらうなど…(笑)

 

 

我々はそれほどの事が出来たわけではないですが、晴れて合格しました!

 

 

これから大学だってよ!

いいなおい!楽しそう!

 

とにかく、いろんな意味で楽しんできてよ!

 

 

自分の能力よりも、ちょっと上の学校に合格するのに大事なことは3つあると思います。

 

(1) 本人が、その気になること。

(2) 勉強しようというタイミングになったときに、環境が整っていること。

(3) 親が、進路を「どこでもいい」と思わないこと。

 

 

(1) 本人がその気になること

結局は、本人がその気にならないと、勉強はできるようになっていきません。

何がきっかけになるかは分からない。でも、サイコロみたいに「ある日突然、たった1つの事がきっかけになる」というわけではなく、いろんな積み重ねの中で、「ある1つの事が引き金になる」という感じ。

ただ待っているだけじゃダメだし、かといって、何でも親がやってあげて、本人が自分の興味を持つものをじっくり探す機会を奪ってしまってもうまくいかない。

子どもの時間の感覚は、大人と違ってだいぶゆっくりなので、爪を噛み噛み待たなきゃいけない部分もあるんでしょう。

 

(2) 勉強しようというタイミングになったときに、環境が整っていること。

幸い、軽井沢高校は「学習センター」というものが併設されていて、大学受験を希望する人はすぐに勉強できる環境が整っていました。塾でも当然勉強のサポートをしていきますが、いざ勉強をするとなったときに、わからないところを紐解いてくれる環境や、方向性を示してもらえる環境は大事です。

 

(3) 親が、進路を「どうでもいい」と思わないこと。

過去何年も塾をやっていて、親が進学先や進路について「どうでもいい」と思っているお宅で、向上心をキープできた子供はあまりいません。

「絶対に医学部医学科しかゆるさん!」みたいなのも、本人をつぶしてしまいかねないですし、一生懸命サポートしていてもうまくいかない例もあるにはありますが、「好きにしてくれればいい」でステップアップできる生徒さんはあまりいないです。

ご家庭の中に「向上心をもって取り組むのはあたりまえ」という空気があるのが重要です。

塾でも当然向上心をあおりますが、多くの時間を過ごす学校やご家庭の中に逆の空気があると、せっかく上向いた気持ちもすぐ戻ってしまいます。

 

 

今回も、この3つがきちんとそろっていました。

 

 

受験は難しい!

宮澤君は合格できましたが、たとえ合格できなかったとしても、その過程をどう過ごしてきたかがその後の人生に大きく影響を与えると思っています。

だって、そうでしょう?自分の進路なんて重要なことなのに、最後の最後まで力を振り絞れなかったり、やれることを全部やらない…みたいな生き方、絶対よくないです。

 

私は前職がITで、今は塾で、社会人になってもずっと勉強が必要な業界です。

他の多くの業界もそうだと思いますが、どこに行っても、自分の意志できちんと知識や技術を身に着けていくことができる人は評価されますし、変化にも適応していくことができます。

 

 

宮澤君も、これから大学生活を楽しみながら、1つ1つ小さな結果をちゃんと積み上げて、社会で活躍する人に成長していってほしいなと願います!

 

 

あ・・・

 

やべぇ、いつになく真面目な内容!?

 

このブログはこんな事じゃだめだ!

 

もっとふざけないと!