武勇伝Ⅰ | Seiji Fujishiro  Private room

武勇伝Ⅰ

先日

お若い女性ファンの

I さまから

 

「ラーマーヤナ」

について書かれた

図録や本がないか

という

お問い合わせをいただきました。

 

残念ながら

ご希望の図録や本の

ご用意はありませんが

 

せめて

なにかのご参考に

していただければと考え

 

ここに少し

「ラーマ―ヤナ」について

書いてみようと思います。

 

以前から

 

先生の

「ラーマーヤナ」への

特別な思いを

伺っておりましたので

 

いつか

なにかの形で

みなさまにも

お伝えしたいと思っておりました。

 

今回は

簡単ではありますが

ひとまず

 

I さまに宛てて

書かせていただきます。

 

 

 

 

「ラーマ―ヤナ」は

「マハーバーラタ」と並んで

インドで最も古い

そして

インドが世界に誇る

文学作品です。

 

インドの人々にとって

この物語は人生の規範であり

道徳であり

生活そのものです。

 

主人公のラーマ王子は

インド男性の理想像であり

 

シータ姫は

インド女性の鑑とされています。

 

インドの人々の生活の中に

根ざし

 

深い影響を与えた

この物語が成立したのは

確かなことはわかりませんが

 

紀元前10世紀頃

とされています。

 

それが

吟遊詩人たちによって

語り継がれ

 

紀元4世紀から2世紀の間に

 

ヴァ―ルミーキという

詩人の手によって

 

48,000行という

膨大な物語として

現在の形に編纂されたと

言われています。

 

(次回武勇伝Ⅱにつづきます。)