F1イギリスGP後、レッドブル代表クリスチャン・ホーナーは、一部チームがレース序盤にピットインしてスリックタイヤへ交換した判断について「意味がなかった」と疑問を呈した。レッドブルは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンがセーフティカー後の接触やスピンによって10位まで順位を落とすも、最終的には巧みなタイヤ戦略と力強い走りで5位まで巻き返すというレース展開だった。

フェルスタッペンのRB21には低ダウンフォースのリアウイングが装着されており、変わりやすい天候によりレースの難易度は高かった。特に、レース序盤に雨が予測される中で、レッドブルはフォーメーションラップ終了時のピットインを見送ったが、これはフェラーリのシャルル・ルクレールやメルセデスのジョージ・ラッセルなどが早々にタイヤ交換を行った動きとは対照的だった。

ホーナーは、早期のピットインは、高リスクで効果が薄いと述べ、ラッセルが主張した「早めのピットインは愚かではなかった」との見解とは異なる立場を取った。彼は、レース序盤でのスリックへの交換は結果的に意味がなく、むしろ適切なタイミングでのピットインによって2回のストップを避ける戦略が成功したと語った。

さらにホーナーは、雨の降るタイミングを事前に正確に予測していたこと、そしてその後インターミディエイトからミディアムタイヤへと切り替える「クロスオーバー」の判断が的確だったことを強調。期待していた結果ではなかったものの、難しいコンディションの中で被害を最小限に抑えたチームとドライバーの働きを高く評価した。