ムジェロ・オートドロームで10月8日と9日に行われたピレリF1テストには、フェラーリ、レッドブル、マクラーレンの3チームとルクレール、サインツ、ローソン、ノリスの4人の現役ドライバーが参加した。
しかし、初日の悪天候の影響でテストプログラムは1日間に短縮されてしまった。
ピレリは2026年のF1タイヤテストにムジェロを選択し、初日には大雨と視界不良が続いたため、救急ヘリコプターは長時間離陸できず、マシンは全く走行できなかった。
このため、レッドブル・レーシングはリザーブドライバーのリアム・ローソンを起用したが、テストが無駄になった。
一方、マクラーレンは2026年用タイヤのプロトタイプの初テストを行い、リム直径は変更されないものの、幅と外径がわずかに小さくなっている。
2日目は気象条件が改善され、ローソンとノリスはサインツのフェラーリSF-24およびルクレールの車両に合流し、テストを進行した。
テストの初めは湿った路面で、3台ともインターミディエイトタイヤを装着していたが、午前中にはスリックタイヤに交換し、予定されたプログラムを完了した。
開発プログラムの次のステップとして、メキシコGPのフリー走行セッションでの「競技内テスト」が予定されている。
また、2026年用のプロトタイプテストは11月13日と14日にマニクールで行われ、アルピーヌの車両が走行する予定だ。
最終的に、ムジェロでのテストでは合計390周が完了し、ランド・ノリスが118周でベストタイム1分21秒302を記録した。
続いてリアム・ローソンが116周(1分23秒219)、シャルル・ルクレールが79周(1分21秒053)、カルロス・サインツが77周(1分21秒890)という結果だった。
これらのタイムは今後の参考となるだろう。