RBのピーター・バイエル最高経営責任者(CEO)は、モータースポーツ・ウィークにおいて、親会社レッドブルが2024年のF1キャンペーンに向けてチームの規模を縮小する可能性を検討していたことを明らかにした。ファエンツァが運営するRBチームは、現在「Visa Cash App RB」として知られ、レッドブルの姉妹チームのオフシーズンにおけるリブランドの結果だ。
RBは、2006年から2019年まではトロロッソ、2020年から2023年まではアルファタウリとして運営されていた。
バイエルは、レッドブルが新たな商業パートナーと共にRBのブランドを再構築し、F1中盤戦争において競争力を高める計画を持っていることを伝えた。
また、レッドブルが両チームを維持すべきかどうかについての議論があり、最終的には両チームを残す決断を下したと語った。
これに対し、RBチーム代表のローラン・メキーズは、レッドブルが第2のF1チームを活用する方法について検討していることを強調した。
 さらに、メキーズは、チームが競争力を維持するためには、単に最後尾にいるだけでは意味がないと指摘し、レッドブルが所有する2つのチーム間での相乗効果を模索していることを明らかにした。
これに関連して、マクラーレンのCEOザック・ブラウンは、レッドブルが2つのF1チームを所有することが公平性と競争力の精神に反しているとの懸念を示した。
特に、ダニエル・リカルドがシンガポールGPでファステストラップを記録した際、ブラウンはこれがレッドブルの策略であると主張し、過去の事例と合わせて不満を表明した。
ブラウンは、レッドブルの所有構造がF1の独立性を損なうとし、今後もこの問題について疑問を呈していく意向を示している。
レッドブルがどのようにF1での競争を進め、他のチームとの関係を築いていくかが、今後の注目ポイントとなるだろう。