マックス・フェルスタッペンはイタリアGP予選で今季最悪の結果を残し、7位からスタートすることになった。
レッドブルの運営責任者ヘルムート・マルコは、チームが必要なペースを見つけられなかったことを明かし、何も上手くいかなかったと語った。
彼は、フェルスタッペンのパフォーマンスが「理解できない」とし、Q2ではハミルトンに迫るタイムを記録したものの、その後のセッションで急に調子を崩したと述べた。
 また、マルコはチームメイトのセルジオ・ペレスが、中古タイヤの方が新品タイヤより速いラップを記録したことに困惑しており、通常は逆の結果になるはずだと指摘した。
レッドブルはかつては無敵に見えたが、今季は他のチームのアップグレードに対応できず苦戦している状況だ。
ペレスの苦戦も影響し、チームはフェルスタッペンに依存する形となっている。
 それでもマルコは、まだ勝てる可能性があると信じており、モンツァでは追い抜きが重要になるため、レースペースが予選のパフォーマンスに直結しない可能性があると述べた。
彼は、戦略を見つければ他のチームと競争できる余地があるとし、スリップストリームを利用することが鍵になるとも強調した。
しかし、もしレースでもパフォーマンスが欠ける場合、状況はさらに悪化するだろうと警告した。
レッドブルはモンツァでの結果によって、2024年シーズンの改善のための道筋を見つける必要がある。