レッドブル・レーシングがFIAに対し、メルセデスのフロントウイングを再検査するよう要請したという噂は真実ではない。
ヘルムート・マルコがOe24に語ったところによれば、レッドブルはそのような要請をしていないとされている。
メルセデスはモナコGP以降、新しいフロントウイングを導入しており、特にカナダではその性能が向上しているように見えた。
ジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得し、メルセデスにとって今季初の表彰台獲得にも貢献した。

マルコは、「テレビ映像でラッセルとルイス・ハミルトンのウイングがしなっているのが見えたが、ウイングには必要な機能が備わっていた」と述べ、再検査の必要性を否定した。
モントリオールではすべてが問題なく、バルセロナやシュピールベルクなどで再度検査が行われる可能性があるものの、再びすべてがOKになるだろうと述べている。
また、競争力が低下している事実も認めているが、それを批判的に見ているわけではないと付け加えた。