セルジオ・ペレスはカナダGPで危険な状態で車を運転したため、スペインでの次のF1レースで3グリッド降格ペナルティを科されることになった。
ペレスはターン6でバリアに衝突し、その後リアウイングが折れてカーボンファイバーの破片が飛び散る状態でコースを走行した。
その後、彼はピットに戻りリタイアした。

F1のスポーツ規則第26.10条には、「ドライバーに重大な機械的問題がある場合、安全が確保され次第、直ちにコースから離れなければならない」と記載されている。
しかし、レッドブルのチームは公聴会で、ペレスがコース上で停止するとセーフティカーが発動する可能性があるため、マシンをピットに戻すよう指示したと述べた。

スチュワードは声明で、この判断によりレッドブルが2万5000ユーロ(2万6935ドル)の罰金を科され、さらにペレスには3グリッド降格ペナルティが科されることを発表した。
スチュワードは、安全への影響を考慮すると、金銭的ペナルティに加えてスポーツペナルティも必要であると述べた。

ペレスは過去2レースでリタイアしているが、彼のチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは、日曜日のレースで優勝し、今シーズン9戦6勝を挙げている。