セルジオ・ペレスはカナダGPの予選で連続してQ1ステージで敗退し、大きな落胆を示した。
彼はその原因をレッドブルRB20のリアアクスルの問題にあると主張している。
ペレスは、予選が自分にとって「大惨事」だったと認め、車のリア周りに十分なグリップがなく、車が滑りやすくなっていたことが苦戦の主な原因だと説明した。

ペレスはモナコGPの不満を振り払おうと努めていたが、カナダGPでもうまくいかず、再び問題に直面した。
予選中、チームメイトのマックス・フェルスタッペンは順調にQ1のペースを設定していたのに対し、ペレスは1秒近く遅れ、最初のハードルを越えることができなかった。

スカイF1のインタビューでペレスは、リアアクスルが非常にトリッキーであり、グリップが不足していたために予選が失敗に終わったと述べた。
また、モナコGPでの問題が段差や縁石の乗り越えに苦労していたことに対し、カナダではリアアクスルの問題が主な原因であったと強調した。

予選中、天候は変わりやすく、時折雨が降る状況だったが、インターミディエイトタイヤの使用は真剣に考慮されなかった。
ペレスは予選後、予選が「まったくの惨事」だったと再度強調し、今後のレースでの回復を目指して天候や戦略の選択肢に目を向けている。

レースで何が可能かを問われた際、ペレスは「大惨事だったが、天候と戦略次第で挽回できるかもしれない」と述べた。
一方、フェルスタッペンはポールシッターのジョージ・ラッセルと同じタイムを記録し、カナダGPでは最前列からスタートする予定だ。