ジャック・プルーイ（F1解説者）は、レッドブルがRB19のコンセプトを捨ててRB20を開発したのは間違いだったと断言していないが、ライバルが迫っている中で誤った方向に進むリスクを犯したと感じている。
レッドブルは今季すでに2度の敗北を喫し、モナコでの第8戦に臨んでいる。
RB20のコンセプトに対する懸念が浮上しており、プルーイはRB19が非常に成功したにもかかわらず、新しいRB20に移行したことが問題だったのではないかと考えている。
RB19はF1史上最も成功した車両の一つで、数々の勝利とチャンピオンシップをもたらした。
しかし、レッドブルはそのコンセプトを捨て、メルセデス風の新しいデザインを採用した。
その結果、当初は成功したように見えたものの、最近ではフェルスタッペンがセットアップの問題に苦しむなど、期待外れのパフォーマンスを示している。
プルーイは、レッドブルが他のチームのアップグレードに対抗しようとする中で、「最高の車をさらに良くするにはどうすればよいか」というプレッシャーにさらされ、結果的に誤った方向に進んだリスクを指摘している。
さらに、フェラーリやマクラーレンなどのライバルチームもレッドブルのデザインに近づきつつあり、特にフェラーリのルクレールがモナコでの練習走行で好タイムを記録していることから、競争は一層激化している。