フェラーリのチーム代表フレデリック・ヴァスールは、エミリア・ロマーニャGPで表彰台を獲得したことを受けて、今シーズンのタイトル争いの可能性を示唆した。

マックス・フェルスタッペンが今シーズン5勝目を挙げたが、マクラーレンのランド・ノリスに押されてチェッカーフラッグを受けた。
ノリスは3度の世界チャンピオンであるフェルスタッペンにわずか0.7秒遅れてゴールしたが、フェラーリのシャルル・ルクレールもこの二人を数秒差で追いかけた。

フェルスタッペンが過去2シーズンのF1タイトルを制覇した後、ヴァスールは今回のタイトル争いがより厳しいものになるだろうとほのめかした。
「これは私にとって良いニュースであり、F1にとっても、チャンピオンシップにとっても良いニュースだ」とヴァスールはRacingNews365などのメディアに語った。
「70周して7秒以内に3チームがいるということは、1周あたり10分の1秒にも満たないことになる。週末初めからほぼ同じ状況です。」

フェラーリは今年好調なスタートを切った後、さらなるパフォーマンス向上を目指してレース週末にアップグレードを導入した。
レース中は強力な速さを見せたものの、予選ではフェルスタッペンとマクラーレンのランド・ノリス、オスカー・ピアストリのコンビにペースで及ばなかった。
ヴァスールは、予選でポールポジションを獲得できていれば、レースでも勝利を収められたと確信している。
「全体として、私にとっては複雑な気分だ。なぜなら、我々が一歩前進したことに対して、マクラーレンも我々と同じことをしたからだ」と彼は語った。
「今はそれほど遠くはないが、予選でワンツーを達成できれば、今日のレースでもワンツーを達成できると思うので、少しイライラしている。何かを逃したとすれば、それは今日のレースではなく、昨日の予選だった。」