金曜日の2回の練習セッションの後、Visa Cash App RB F1 Teamは、ダニエル・リカルドと角田裕毅の両者を土曜日の予選セッションの第3セグメントに投入することが達成可能な目標であると信じていた。
実際、土曜日には両ドライバーがF1エミリア・ロマーニャGPをトップ10圏内でスタートし、チームの勝ち点2倍という新たな目標が見えてきた。

しかし、その夢はイモラの明かりが消えた直後に終わった。

角田とリカルドはスタートが悪く、コース上でのポジションを失い、戦略の変更を余儀なくされた。
角田は7位スタートから10位でフィニッシュし、チームのポイントを獲得したが、リカルドは9番手スタートから13番手でポイント圏外となった。

「スタートがレースを危うくした」と角田はエミリア・ロマーニャGP終了後、F1.comに語った。「そんなに早くピットインするつもりはなかったが、スタートでいくつかのポジションを失ったのでそうせざるを得なかった。スタートは間違いなく修正しなければならない主要な部分だった。」

リカルドも「スタート手順に何も問題はなかったと思うし、すべてが正しかったと感じていたが、残念ながらスタート位置を失ったことでレースでのポイントを失ってしまった。チームとして解決するつもりだが、ちょっと一貫性が欠けていてすぐにポイント圏外になってしまったからだ」とレース後のレポートで語った。

チームのテクニカルディレクターであるジョディ・エギントンは、角田のポイントを称賛しつつも全体的な結果には多少の「フラストレーション」を感じたと認めた。

チーム代表のローラン・メキーズは、「たとえ今日のレースに少しがっかりしたとしても、ユキとダニエルの両方がより良いスタートを切れていれば、おそらく我々にとってより良いシナリオが生まれただろうから、ポイントはポイントであり、週末から得られるポジティブな点はたくさんある」と述べ、モナコGPのプレビューを行う前に週末の「ポジティブな出来事」を振り返った。