エミリア・ロマーニャGPのプラクティスで、シャルル・ルクレールがアップグレードされたフェラーリで最速タイムを記録し、注目を集めた。
モナコでのホームレースを控えたルクレールは、晴天のイモラのエンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ・サーキットで1分15秒906というベストタイムを出し、両セッションをリードした。

レッドブルのリーダー、マックス・フェルスタッペンにとっては困難な一日だった。
彼は両セッションでコースアウトし、最初のセッションでは5位、2回目のセッションでは7位に終わった。
フェルスタッペンはグリップの不足を無線で訴え、「何もかもがとても難しい。今回は突然フロントがかなりグリップしてきた」と報告した。
また、メルセデスのルイス・ハミルトンに邪魔され、苛立つ場面も見られた。

最初のセッションでは、メルセデスのジョージ・ラッセルがルクレールから0.104秒遅れの2番手タイムを記録した。
2回目のセッションでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリがルクレールに0.192秒差で迫るタイムを出した。
フェラーリのカルロス・サインツは最初のセッションで3位に入ったが、2回目のセッションではRBの角田裕毅がそのポジションを占め、サプライズを見せた。

ハミルトンはメルセデスで4位となり、フェラーリへの移籍が発表された後、初めてイタリアでレースを行った。
彼は最初のセッションの残り22分でスピンしたが、続行することができた。

マクラーレンのランド・ノリスは、前回のマイアミGPでキャリア初優勝を果たした後、今回は8位と12位に終わった。
ウィリアムズのアレックス・アルボンはオープニングセッションの早い段階で車を止め、赤旗が出された。
チームは、彼が縁石を乗り越えた後にエンジンが停止したと発表した。

英国のティーンエイジャー、オリバー・ベアマンは、サウジアラビアで体調不良のカルロス・サインツの代役を務めた後、今回ハースのケビン・マグヌッセンに代わって最初のプラクティスセッションに参加した。
ベアマンは15番手タイムを記録し、来シーズンのレース出場権獲得に向けて全力を尽くした。
チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは最下位となった。
ハースのチーム代表である小松礼雄は、ベアマンの安定した走行とフィードバックの速さを称賛し、彼のパフォーマンスを高く評価した。