なぜハーバード大学サンデル教授の講義は白熱するのか?/中村 修治
30万部を越えるベストセラーとなった
『これから「正義」の話をしよう』の
サンデル教授に関する表題の記事から、
印象に残ったフレーズを紹介します。
> アメリカでは、オバマが大統領となり。日本では、政権交代が起こる。
> しかし、その選択は正しいものだったのか・・・揺り戻しが起こっている。
> 国家の在り方や、政治への興味は高まっているのに、
> 思想的な中身については、行ったり来たりで空虚になるばかりである。
> 単に、歴史を振り返っても、この変化を乗り越える術がわかるわけではない。
> 昔から言いたかったことが正義ではなく・・・
> いま考えたこと、考えているプロセスに、正義はある。
> クリアカットされた言葉に発見はなく・・・
> いま考えて紡ぎ出された言葉にこそ、発見がある。
> 意見を言いたい人達の意見を拾う方が、一見、会議は白熱しそうだが・・・
> そこに生まれてくるのは、どちらが正しいかという議論である。
> そこに、新しい発見は生まれず・・・ごり押しがまかり通る。
>正しい者の混迷がいちばんやっかいである。
> だから、私達がいちばん賢いと考えている官僚が紡いだ言葉を繰り返し、
> ごり押しする国会には、正義はない。哲学はない。
> 大きな声で手を挙げた輩が偉いという風潮。
>ずっと手を挙げ続けている輩が国家の代表になる風習。
> そんなものが時代遅れであることを、マイケル・サンデル教授の白熱教室は、教えてくれている。
自分で勉強し意見を述べそして決断できる政治家を選べる選挙制度こそ重要だと
私は考えます。