私は、衆議院の選挙制度について
小選挙区単記移譲式と大選挙区単記移譲式の並立制を提案している。

以前、大選挙区単記移譲式でなく拘束名簿式比例区でも良いと書いたが
大選挙区単記移譲式が良いと考える。
理由)
(1)党の方針で決まる拘束名簿式では、世襲議員の問題が大きくなる。
(2)例えば看護師がA党、B党からそれぞれ立候補していた場合、
  看護師を国会議員を選出したいと考える人は拘束名簿式では投票選択が
  限られる。
  参考 2007年7月14日(土)投稿 参議院選挙の比例代表制について
(3)政党によるマニフェスト(政権公約)選挙は理想論であり現実不可能である。
  参考2007年8月19日(日)投稿 選挙で政策を有権者に問えるのか

並立制とするのは、
(1)小選挙区だけでは1政党だけが突出して勝利する。
(2)小選挙区だけでは少数意見が切り捨てられる危険が高い
(3)そもそも、政党がきめたマニフェスト(政権公約)にすべて賛成な人はまれである。
 したがって、1回の選挙で2回投票できる制度は残すべきである。
(4)大(中)選挙区移譲式投票だけでは政党色が薄まる。
  つまり、政権選択を担う衆議院には向かない。


小選挙区単記移譲式を採用するのは
(1)同じような意見を持った人が共倒れを気にせずに立候補できる
(2)選挙協力が少なくなり有権者の選択が広がる
(3)地盤が強固でない人の当選の可能性が高まる
(4)選挙費用がすくなくて済む
(5)良い政治家が当選しやすくなる
(6)非移譲式では、公認の決定権を持つ執行部の力が強まり、
 執行部批判がなくなる。つまり、活発な議論がされなくなる。
 つまり、移譲式なら同じ政党の候補者同士や無所属候補が
 争った中選挙区の良さが残せる。


移譲式とするのは上記以外に
(1)投票行動を分析することで民意を得る情報量が非移譲式より格段に多い

以上 今までの主張をまとめて見ました。
かなり駆け足になったので主張の理由が分かり難くなりました。
以前の投稿を参照してくださると幸いです。