浦和FW安部裕葵 右足痛で不参加 ランニングのみ 復帰したMF原口元気らトレーニングで汗流す

 FW安部裕葵は右足痛のため不参加。ランニングのみを行った。安部以外は全員参加し、復帰したMF原口元気や3戦連発が懸かるMF関根貴大らが、トレーニングで汗を流した。

原口は「本当に2連勝して、完璧なマチェイさんのスタートを切ることに近いフォーカスして、その中で個人的には思いっきり楽しみたい」

 14日のG大阪戦(1〇0)で10年ぶりにJリーグ出場を飾ったMF原口元気、2戦連続ゴール中のMF関根貴大らが紅白戦などを精力的にこなした。クラブによると、FC東京戦のチケット総発券数はこの日午前10時現在で約4万枚。

 

原口流の“年下育成術”とは?「頭ごなしではなく」 入場券の売上も2倍、すでに効果抜群

 新体制の初戦となった9月14日のガンバ大阪戦に1-0の勝利を収めた浦和だが、そこに向けてのトレーニングはすべてが非公開だった。それだけにスコルジャ監督への交代後としても、原口の復帰後としても初の公開練習にサポーターも多く来場した。

 

 その中でも原口はウォーミングアップのニュアンスもあるパスをつなぐメニューでも「しっかりやろう」と周囲に声を掛け、スピードのあるボールを入れるなど自然と引き締める行動もあった。自然と出る周囲への影響力があり、G大阪戦ではラスト15分ほどの出場で逃げ切りに貢献したが「試合をクローズするために(浦和に)帰ってきたわけじゃないけど、コンディション的にもまだ90分は難しかった。そういうところ(勝ち切る部分)が足りないという話もあった中で、90分出ていてもああいう仕事をしたい」と、話している。

 

 また、年下の選手が増えている中に戻ってきたこともあり、そこでの関係性を作る点では「まずはいっぱい話すこと。こうした方がいいと言うよりも、まずはどう思っているかを聞く。頭ごなしではなく、話すことから始めている」と、ドイツで10シーズンプレーしてきた経験を少しずつチームに伝えている。

 

 G大阪戦の途中出場がそうだったように、現時点でのメインはボランチになるが、それはスコルジャ監督との面談のうえで選手編成を見た時に手薄なポジションということもあり、リクエストを受けたものだという。そして、コンディションについても「8割くらいは」と話し、スタメン出場にも意欲を見せた。