The Beatles - She Loves You [Come To Town, ABC Cinema, Manchester, United Kingdom]
The Beatles - She Loves You (LIVE) - [*COLORIZED* Washington DC Show ]
これまでにビートルズを更新した回は、下記です。
初めて、レコード・ヴァージョンを含めず、
2本共Live versionにしました
この曲は、やっぱりLiveの方が魅力ある
初めてビートルズの曲を聴いたのは、この曲でした
「シー・ラヴズ・ユー」(She Loves You)は、ビートルズの楽曲である。レノン=マッカートニーの作品で、リード・ボーカルもジョン・レノンとポール・マッカートニーの2人で務めた。1963年8月にシングル盤として発売され、B面には「アイル・ゲット・ユー」が収録された。
シングル盤は全英シングルチャートで第1位を獲得し[1]、1964年3月21日付のBillboard Hot 100でも第1位を獲得した[2]。本作は1960年代で最も売れたシングル作品となった[3]。
2004年11月にローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では第64位にランクインしている[4]。
音楽評論家の中山康樹は「一般的な「初期のビートルズの音楽的イメージは、この曲にある」と断言してもいいほどの作品」と評している[5]。
イギリスで発売されたオリジナル・アルバムには収録されなかった一方、カナダではアルバム『Twist and Shout』、アメリカでは『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』に収録された。
レコーディング[ソースを編集]
「シー・ラヴズ・ユー」は、1963年7月1日に2トラック・レコーダーを使用してレコーディングされ、同月4日にミキシングが行なわれた[17]。本作のレコーディングで必要となったテイク数は不明となっており、本作のレコーディングに関する資料は残されていない[17]。また、当時はモノラル・ミックスを作成した後に、セッション・テープを破棄していたため、「ラヴ・ミー・ドゥ」、「P.S.アイ・ラヴ・ユー」、「アイル・ゲット・ユー」と同様にステレオ・ミックスは存在しない。このためアルバムのステレオ盤には、1966年にレコーディング・エンジニアのジェフ・エメリックによって作成された疑似ステレオ・ミックスが収録されていた[18]。2023年11月10日に発売された『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』2023エディションにはジャイルズ・マーティンとサム・オケルがドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ: Get Back』『リボルバー・スペシャル・エディション』で使われた音源を楽器別に分離するAI技術「デミックス」を用いて作成したステレオ・ミックスが収録されている。
リリース[ソースを編集]
イギリス[ソースを編集]
イギリスでは、1963年8月23日にシングル盤として発売され、B面には「アイル・ゲット・ユー」が収録された[19]。これまでの作品では、作者クレジットが「マッカートニー=レノン」となっていたが、本作より「レノン=マッカートニー」に変更された[20]。
タイトルが公表された6月よりファンによるシングルの注文が殺到し[21]、発売前日までに約50万件もの事前注文があった[21]。シングル盤は、1963年9月4日付の全英シングルチャートで12位にランクインし[22]、9月18日付の同チャートで第1位を獲得した[1]。以降4週連続で第1位を獲得し、一度3位にランクダウンしたが、12月4日付の同チャートで第1位に返り咲いた[23]。
このチャートアクションの背景は、1963年10月13日に開催された『Sunday Night at the London Palladium』での演奏や、イギリスにおけるビートルマニアの本格的な出現が挙げられている[24]。
「シー・ラヴズ・ユー」は、1963年に最も売れたシングルとなっており[25]、イギリスにおいて最も売れたビートルズのシングルとなっている[26]。14年後にウイングスの『夢の旅人』に抜かれるまでは、イギリスで最も売れたシングルとなっていた[27]。
2018年12月時点で192万枚の売上を記録していて、オールタイム・チャートでは第9位にランクインしている[28]。
アメリカ[ソースを編集]
当時ビートルズがアメリカで発売したシングルで、Billboard Hot 100にランクインしたのは『フロム・ミー・トゥ・ユー』(最高位116位)のみであったことから、プロデューサーのジョージ・マーティンとマネージャーのブライアン・エプスタインはビートルズのアメリカ進出を不安視していた[29]。アメリカでのシングル盤は、キャピトル・レコードがビートルズの作品の取り扱いを拒否したことにより、スワン・レコード(英語版)からの発売となった。
シングル盤は1963年9月16日に発売されたが[30]、Billboard Hot 100にチャートインすることはなく、ラジオでのエアプレイも少なかった[31]。同年12月10日に『CBSイブニングニュース』で、イギリスのビートルマニアに関する特集が放送された[32]。これをきっかけにビートルズが注目されるようになり、同月26日にはキャピトル・レコードから次作『抱きしめたい』が発売された。
同時期にアメリカにおいてブリティッシュ・インヴェイジョンが発生したこともあり、同作は1964年1月末までに第1位を獲得した。これをきっかけにスワン・レコードから本作が再発売され、1964年1月25日付のBillboard Hot 100で初めてチャートインした[29]。同年には『エド・サリヴァン・ショー』に出演し、本作を含む数曲を演奏。その後本作は4週にわたって『抱きしめたい』に次ぐ第2位を獲得したのち、3月21日付の同チャートで第1位を獲得した[2]。また、4月4日付の同チャートでは、1位から5位を本作を含むビートルズの楽曲が独占した[33][注釈 1]。
「She Loves You / The Beatles」