Led Zeppelin - Whole Lotta Love (Official Music Video)

Led Zeppelin - Whole Lotta Love (Live at The Royal Albert Hall 1970) [Official Video]

 

これまでにレッド・ツェッペリンを更新した回は、下記です。

 

1983年頃に登場したリミックス・ヴァージョンを先取りしたような曲音譜

 

2番目のYoutube、Live versionがより魅力が増す!!

 

Drumsのジョン・ボーナムがアフリカン・スタイルのタムタムを繰り出すところが凄いビックリマーク

 

胸いっぱいの愛を」(むねいっぱいのあいを、Whole Lotta Love)は、イギリスロックバンド、レッド・ツェッペリンの楽曲。2作目のアルバム『レッド・ツェッペリン II』のオープニング・ナンバー。

 

他のレッド・ツェッペリンの楽曲と同様、イギリスではシングル・カットされなかった。アメリカ合衆国とドイツ(地元チャートで首位)、オランダ(地元チャートで最高4位)、 ベルギー、フランス、日本でシングル・カットされ、特にアメリカでは最初のヒット・シングルとなり(最高4位)、セールスは100万枚を突破した。

 

ローリング・ストーン(Rolling Stone)』誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・ソング500」と「オールタイム・グレイテスト・ギター・ソングス100」に於いて、それぞれ75位[2] と11位[3] にランクイン。また、2005年3月の『Q』誌の「グレイテスト・ギター・トラック100」で、2009年VH1のオールタイム・グレイテスト・ハードロック・ソングに於いて、どちらも3位となった[4]

 

胸いっぱいの愛を」は、ロンドンオリンピック・スタジオで録音され、ニューヨークのA&Rスタジオ(A&R Studios)でミキシングされた[要出典]。早くからライブでは演奏されていた曲であったが、最初に公式リリースされたのは、1969年10月22日LPLed Zeppelin II』 (Atlantic LP #8236)の収録曲としてであった。

 

シングル盤のリリース[ソースを編集]

LP『レッド・ツェッペリン II』のリリース後、ラジオ局は、たちまち成功を収めたこのアルバムから、放送でかけるのに適したトラックをどれにしようかと考える中で、アルバム冒頭の衝撃的な曲である「胸いっぱいの愛を」は有力な候補だった。しかし、多くのラジオ局は、中間部の形式にはまらない部分が放送向きではないと判断し、曲を通して放送せず、自前で編集を加えた短縮版を作って放送に使っていた。アトランティック・レコードは、こうした状況にすぐさま反応し、米国での通常のシングル盤(B面は同じアルバムに収録された「Living Loving Maid (She's Just a Woman)」)とは別に、形式にはまらない部分を削除し、早めにフェードアウトで終了する3分10秒バージョンを、1969年11月7日に Atlantic #45-2690 としてリリースした[1]。この短縮版は、ラジオ局を対象としたプロモーション用のリリースとして意図されていたはずであったが、一部は米国の一般市場にも出回ったようで、ファンにとってのコレクターズ・アイテムとなった。この曲は、米国のほか、フランス西ドイツ(チャート首位)、スイスオランダベルギーオーストラリアEPでも発売)、日本でもシングル盤として発売されたが、これは、こうした国々においてバンド側がレコード会社に対して強い影響力を発揮できなかったからであった。短縮版は、やがて回収されることになった。

 

イギリスでは、アトランティック・レコードが自ら短縮版を発売しようと企画し、リリースを前提に1969年12月5日に最初のレコードをプレスした。しかし、バンドのマネージャーだったピーター・グラントは、イギリス市場については断固としてバンドの「シングルなし」というマーケティング戦略を通し、リリースを止めさせた。このとき出されたバンド自身の公式声明には、イギリスで最初に発売する新曲を準備していることが付け加えられていたが、これは結局実現しなかった。また、レコード会社側からの大きな圧力にもかかわらず、バンドが存続していた間、レッド・ツェッペリンはイギリスでは公式シングルをいっさいリリースしなかった[5]

 

数年後、アトランティック・レコードは「胸いっぱいの愛を」をオリジナルと同じ「Living Loving Maid」とのカップリングで、オールディーズ・シリーズ(Oldies Series)・レーベルから再発した(OS-13116)。このとき、ちょっとしたエラーがあった。この再発では、短縮された3分10秒バージョンが使用されたにもかかわらず、レーベルには演奏時間がオリジナル版の5分33秒で印刷されていたのである。

 

1997年、アトランティック・レコードは、1969年の録音から新たに作成された4分50秒の短縮版を、CDシングルとしてリリースした。かつてシングル盤が発売されないようバンド側が市場を管理していたイギリスにおいても、このバージョンはチャート入りを果たした。

 

チャートでの成功とライブでの演奏[ソースを編集]

「胸いっぱいの愛を」のシングル盤は、1969年11月22日に Billboard Hot 100 のチャートに初登場した。そのまま、15週にわたってチャートにとどまり、最高4位を記録し、レッド・ツェッペリンにとって唯一の全米トップ10入りを果たしたシングル曲となった。

ライブで最初に演奏されたのは、1969年4月26日であった[11]。ライブで演奏されるときには、レッド・ツェッペリンの他の曲の一部を組み込んだ形をとることもあり、「I Can't Quit You Baby」、「You Shook Me」、「How Many More Times」、「Your Time Is Gonna Come」、「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」、「The Lemon Song」、「クランジ」、「デジャ・メイク・ハー」、「ブラック・ドッグ」、「アウト・オン・ザ・タイルズ」、「Ramble On」などの一部が演奏の途中に聞こえることがあった。

「胸いっぱいの愛を」は、1970年代半ば以降は、バンドのメンバーが好んでいたブルースR&Bのカバーとメドレーにして、ショーの最後に演奏されるのが定番となった。メドレーに組み込まれるカバー作品には、エディ・コクランエルヴィス・プレスリージョン・リー・フッカーの名作が含まれていた。

 

公式リリースされている「胸いっぱいの愛を」のライブ演奏は、以下の通りである。

「胸いっぱいの愛を」は、レッド・ツェッペリンがオリジナルの編成でライブ演奏した最後の曲である。その後のレッド・ツェッペリンの「再結成」の際にも、1985年ライヴエイドにおいて(ドラムはフィル・コリンズで)演奏されたほか、1988年アトランティック・レコード40周年コンサート(Atlantic Records 40th Anniversary)や、ロンドンO2アリーナで行なわれた2007年12月10日アーメット・アーティガン追悼コンサート(Ahmet Ertegün Tribute Concert)でも、ジェイソン・ボーナムが亡き父に代わってドラムを担当して演奏された。

 

「Whole Lotta Love / Led Zeppelin」