Shoot High, Aim Low
Yes - Shoot High Aim Low
これまでにイエスを更新した回は、下記です。
イエスならではのスリリングな曲展開を存分に楽しめる名曲
トレヴァー・ラヴィンのguitarを実際に見たことが無いが、
1度は是非とも見てみたい、素晴らしいテクニックだ
『ビッグ・ジェネレイター』(Big Generator)は、イエスのスタジオ・アルバムである。メンバーは前作と同じジョン・アンダーソン、クリス・スクワイア、トニー・ケイ、トレヴァー・ラビン、アラン・ホワイトの5人。
前作の『ロンリー・ハート』(1983年)の2年後に企画と制作が開始された。途中でトレヴァー・ホーンがプロデューサーを降板し、代わってトレヴァー・ラビンが中心となって完成させた。この交代劇に代表される様に制作は難航し、この件についてクリス・スクワイアは「(1987年の)1年前に出せた。もっといいタイミングで」とコメントしている。
『ロンリー・ハート』と同等、もしくはそれ以上にトレヴァー・ラビンのカラーが強く、歌詞も、旧来のイエスが持つ幻想感や抽象性が乏しい。特に1曲目の「リズム・オブ・ラヴ」は、かなり直接的な内容であった。そしてこのアルバムを含めたバンドの在り様に失望したジョン・アンダーソンが脱退し、黄金期のイエスの復活を求めてアンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウを結成、『閃光』をリリースすることになる。
当時の音楽誌には作曲面でもラビンが主導権を握っていたと書かれていることが多かったが、それは間違いでクリスが採用したラビンの原曲は「ラヴ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ」1曲だけであり、ラビンとアンダーソンは歌詞や歌メロなど他の3人が書いた原曲を膨らます役目を担わされた。
イエス初のデジタル・レコーディング。当時の『ベース・マガジン』のインタビューで、クリス・スクワイアは「誰もデジタルを信用していないので、アナログでバックアップデータも録っていた」とコメントしている(なお、数年後にはアルバム『トーク』でハードディスク・レコーディングに挑んでいる)。
収録曲[ソースを編集]
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「リズム・オブ・ラヴ - "Rhythm Of Love"」 | トニー・ケイ/トレヴァー・ラビン/ジョン・アンダーソン/クリス・スクワイア | |
2. | 「ビッグ・ジェネレイター - "Big Generator"」 | ラビン/ケイ/アンダーソン/スクワイア/アラン・ホワイト | |
3. | 「シュート・ハイ - "Shoot High Aim Low"」 | ホワイト/ケイ/ラビン/アンダーソン/スクワイア | |
4. | 「オールモスト・ライク・ラヴ - "Almost Like Love"」 | ケイ/ラビン/アンダーソン/スクワイア | |
5. | 「ラヴ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ - "Love Will Find A Way"」 | ラビン | |
6. | 「ファイナル・アイズ - "Final Eyes"」 | ラビン/ケイ/アンダーソン/スクワイア | |
7. | 「アイム・ラニング - "I'm Running"」 | ラビン/スクワイア/アンダーソン/ケイ/ホワイト | |
8. | 「ホウリー・ラム - "Holy Lamb (Song for Harmonic Convergence)"」 | アンダーソン |
「Shoot High Aim Low / Yes」