The Beatles - Can't Buy Me Love

The Beatles Can't Buy Me Love (live HD)

 

これまでにビートルズを後進した回は、下記です。

 

こちらのブログでは これまでビートルズの後期の曲中心の紹介でしたが、

 

ご存知の通り、初期名曲も沢山あります音譜

 

中でも、この曲が大好きですね!!

 

キャント・バイ・ミー・ラヴ」(Can't Buy Me Love)は、ビートルズの楽曲である。レノン=マッカートニー名義となっているが、実質的にはポール・マッカートニーによって書かれた楽曲[2]。1964年3月にシングル盤として発売されたのち、ビートルズ初の主演映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』で使用され、同作のサウンドトラック盤にあたる3作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ハード・デイズ・ナイト』にも収録された。

シングル盤はイギリス、アメリカ、オーストラリア、アイルランド、ニュージーランド、スウェーデンのシングルチャートで第1位を獲得し、イギリスでは1960年代で4番目に高い売上枚数を記録したシングルとなった[3]

 

パリ滞在時、ビートルズはホテル・ジョルジュサンク・パリ英語版)に宿泊していて、メンバーはスイートルームに備え付けられていたアップライトピアノを使用して作曲を行っていた[5]。その際にマッカートニーが書いたのが「キャント・バイ・ミー・ラヴ」であった。

イントロがなく、いきなりタイトルを叫ぶマッカートニーのボーカルから始まり、曲のエンディングもタイトルを連呼して終わる。これは曲に強いインパクトを持たせようとしたプロデューサーのジョージ・マーティンの発案である[6]

 

ヴァースは、ビートルズの公式発表曲では珍しく、12小節のブルース形式になっている[7]。これについて、マッカートニーは「『キャント・バイ・ミー・ラヴ』は、ブルースっぽい演奏に挑戦しようとした曲。アイデアの背景は『回りには素晴らしい物がいくつもあるけど、僕が本当に欲しいものはお金で買えない』というものだった」と語っている[8]

 

1966年にアメリカのジャーナリストから、歌詞の真意について質問された際にマッカートニーは「歌詞については、聴いた人がそれぞれ好きなように解釈しても良いと思う。でも、『キャント・バイ・ミー・ラヴ』が娼婦の歌だという解釈は間違ってる。それは行き過ぎた考えだ」と答えている[9]

 

「キャント・バイ・ミー・ラヴ」のレコーディングは、1964年1月29日にフランス・パリのパテ・マルコーニ・スタジオで開始された[10]。当時、ビートルズはオリンピア・シアターで、18日間におよぶライブを行っていて、その中でEMIの西ドイツ支部のプロデューサー、オット・デムラーの要請により、ビートルズの楽曲のドイツ語バージョンが制作されることになった。メンバーはレコーディングを拒否したが、マーティンの説得により渋々「抱きしめたい(ドイツ語)」と「シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)」のレコーディングを行うこととなった[注釈 1]。2曲のレコーディングを予定よりも早く終えたビートルズは、本作のガイド・ボーカルを伴ったバッキング・トラックのレコーディングに着手した[10][11]。当初はハーモニーが入っていたが、最初のテイクをプレイバックした後に、必要ないと判断されたことから消去された。これにより、本作はビートルズの楽曲で初めてバッキング・ボーカルが入っていない楽曲となった。1995年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』には、この日にレコーディングされたテイク1と2を組み合わせた音源が収録されており、完成バージョンよりも1音高いキーで演奏されている。

 

帰国後の2月25日にEMIレコーディング・スタジオで、マッカートニーのボーカルのオーバー・ダビングが行われた[12][13][14]。なお、同日にはジョージ・ハリスンのギターソロが録り直された[13][14]が、先のセッションでレコーディングされたギターソロも完成バージョンで聴くことができる。

 

「キャント・バイ・ミー・ラヴ」は、B面にジョン・レノン作の「ユー・キャント・ドゥ・ザット」を収録したシングル盤として、アメリカでは1964年3月16日、イギリスでは4日後の3月20日に発売された。

アメリカでは、Billboard Hot 100で5週連続で第1位を獲得し、1964年4月4日付の同チャートでは1位から5位をビートルズの楽曲が独占した[17][注釈 2]

 

イギリスでは、4月2日付の全英シングルチャートで第1位を獲得し[18]、4作目の首位獲得作品となった。2012年11月時点で153万枚の売上を記録し[19]、2018年12月時点でイギリスで35番目に売上枚数が多いシングルとなっている[20]

 

「Can't Buy Me Love / The Beatles」