Norman Greenbaum - Spirit In The Sky (1970)

Spirit In The Sky Norman Greenbaum

 

 

冒頭のguitarが1970年のサイケデリックな雰囲気を感じさせるビックリマーク

 

歌詞は西部劇からヒントを得たという

 

80歳となる現在も活動中である。

 

ノーマン・グリーンバウムNorman Greenbaum1942年11月20日 - )は、アメリカ合衆国シンガーソングライター。自作して歌った1969年の楽曲「スピリット・イン・ザ・スカイ」によって最もよく知られている。

 

 

 

グリーンバウムは、マサチューセッツ州モールデンに生まれた。正統派ユダヤ教の家庭に育ち、ベス・イスラエル会堂英語版)のヘブライ語学校英語版)で学んだ[1]。音楽に関心をもったきっかけは、1950年代後半から1960年代はじめにかけて人気のあった南部ブルースフォーク音楽であった。高校では様々なバンドで演奏し、ボストン大学で2年間、音楽学を学んだ。

 

グリーンバウムは、自作曲「スピリット・イン・ザ・スカイ」によって最もよく知られている。「重たい (heavy)」ギターの音、ハンドクラッピング、霊的(スピリチュアル)な歌詞が組み合わされたこの曲は、1969年ワーナー・ブラザース・レコードからリリースされた。シングルは、1969年から1970年にかけて200万枚を売り上げ[2]アメリカレコード協会 (RIAA) からゴールドディスクに認定された。その後は、様々な映画や広告、テレビ番組などで使用された[2]

 

スピリット・イン・ザ・スカイ」の歌詞のテーマは明らかにキリスト教的であるが、当時も、その後も、グリーンバウムは厳格なユダヤ教徒であり続けた[3][4]

 

インタビューの中で、グリーンバウムは「スピリット・イン・ザ・スカイ」の着想を得たのは、本当は西部劇映画だったと述べている[5]

ノーマン・グリーンバウム:「スピリット・イン・ザ・スカイ」が何を踏まえているかって、... 僕らは何を見ながら育った? 西部劇だろ! つまり、ひどい悪漢たちが撃たれて、ブーツを履いたまま死にたいと願うような。僕にとっては、それが霊的(スピリチュアル)だった、ブーツを履いたまま死にたい英語版)と願うってことが。

 

レイ・サンチョ:それがきっかけで、あの曲を書いたんですか?

 

ノーマン・グリーンバウム:そう。曲自体は単純だよ、もちろん曲作りは単純で通さなきゃね。キリスト教的な賛美の歌というわけじゃなくて、単純な歌ってことさ。キリスト教を使ったのは、何かを使わなきゃならなかっただけさ。「ジーザス」がどうのってところより、「スピリット・イン・ザ・スカイ(空中の精霊)」ってとこが大事なんだ。変だろう ... 僕もブーツを履いたまま死にたいと思ってたんだ。

グリーンバウムは、一般的には一発屋と見なされているが[3][4]ドクター・ウェスツ・メディシン・ショウ・アンド・ジャンク・バンド英語版)名義で録音した「The Eggplant That Ate Chicago」など、1966年には数曲のレコードがチャート入りを果たしていた[6]

1960年代にはまた、ブルーノ・ウルフ・ウィズ・ザ・ジム・クウェスキン・ジャグ・バンド (Bruno Wolf with the Jim Kweskin Jug Band) という名義でも活動していた[7]

 

 

 

「Spirit In The Sky / Norman Greenbaum」