ピンクフロイド アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール
Pink Floyd - Another Brick In The Wall (HQ)
Pink Floyd - "Another Brick in The Wall " PULSE Remastered 2019
これまでにピンク・フロイドを更新した回は、下記です。
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
『ザ・ウォール』 (The Wall) は、1979年11月30日にイギリスで発表されたピンク・フロイドの2枚組コンセプト・アルバム・ロック・オペラ。全英3位・全米1位を記録し、全世界で3,000万枚以上売り上げるメガヒットとなった。また先行シングルとして発売された「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール (パート2) 」も全米・全英ともに1位を記録するヒットとなった。
発表当時の音楽業界にはパンク・ロック〜ニュー・ウェイヴの波が押し寄せており、ピンク・フロイドを始めとするプログレッシブ・ロック勢は「オールド・ウェイヴ」と称され、若いロック・リスナーから無視されていた。そのような状況下にあって、この作品は全世界で爆発的なヒットを記録し、このバンドの底力を見せつけた。
アルバム発表後のワールド・ツアーでは、ステージ上に実際に「壁」を築き上げるという大掛かりなパフォーマンスが話題となった。2000年になって、このコンサートの模様を収録したライブ・アルバム『ザ・ウォール・ライヴ:アールズ・コート1980-1981』が発売されたが、公式の映像作品は未だにリリースされていない。
ロック・スターと思われる主人公ピンクの人生がストーリー形式で進行していき、そこから人間心理を描き出すという手法を取ったコンセプト・アルバムである。ピンクの人生の過程の中で感じる、学校教育や社会の中での抑圧・疎外感を「壁」に例えている。
1973年のアルバム『狂気』と同様に基本的にすべての楽曲が繋がっており、2枚組全曲を通してひとつのストーリーになっている。
アルバムは発売されるやアメリカを始め世界中でベストセラーとなり『狂気』以来のメガヒットとなる。ビルボードの集計によると15週連続でチャート1位を記録し[9]、アメリカだけで2,300万枚(全米歴代3位)を売り上げた。アメリカの集計では、2枚組作品は1セットの売上で2枚とカウントするので、実際の売上セット数は1,150万枚あまりということになる。2枚組のアルバムとしては、同じく2,000万枚を売り上げているザ・ビートルズの『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』と売り上げの差は僅差であるとされるが、現在わずかながら本作の方が上回っており、世界で最も売れた2枚組アルバムとされている[10]。
このアルバムからシングル・カットされた「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール (パート2) 」が、英・米チャート[11] で1位を獲得した。本国イギリスでは11年振りの発売となるシングルで、ピンク・フロイドにとって唯一のシングル・チャート1位獲得作品
でもある。
「コンフォタブリー・ナム」も彼等の代表曲の一つであり、(ウォーターズのソロも含め)1980年代以降のライブで頻繁に演奏されている他、LIVE 8での再結成の際にも披露された。また、
「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・アルバム500」において第87位[2]、同誌読者投票『史上最高の二枚組アルバム』の2位[12]に選ばれている。
DISC1[編集]
# | タイトル | リードボーカル | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「イン・ザ・フレッシュ? In The Flesh?」 |
ロジャー・ウォーターズ | |
2. | 「ザ・シン・アイス The Thin Ice」 |
ウォーターズ デヴィッド・ギルモア | |
3. | 「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パート1) Another Brick In The Wall (part I)」 |
ウォーターズ | |
4. | 「ザ・ハピエスト・デイズ・オブ・アワ・ライヴズ The Happiest Days Of Our Lives」 |
ウォーターズ | |
5. | 「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パート2) Another Brick In The Wall (part II)」 |
ウォーターズ ギルモア |
|
6. | 「マザー Mother」 |
ウォーター ギルモア |
|
7. | 「グッバイ・ブルー・スカイ Goodbye Blue Sky」 |
ギルモア | |
8. | 「エンプティ・スペーシズ Empty Spaces」 |
ウォーターズ | |
9. | 「ヤング・ラスト Young Lust」(作詞・作曲: ウォーターズ, ギルモア) |
ギルモア | |
10. | 「ワン・オブ・マイ・ターンズ One Of My Turns」 |
ウォーターズ | |
11. | 「ドント・リーヴ・ミー・ナウ Don't Leave Me Now」 |
ウォーターズ | |
12. | 「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パート3) Another Brick In The Wall (part III)」 |
ウォーターズ | |
13. | 「グッバイ・クルエル・ワールド Goodbye Cruel World」 |
ウォーターズ |
DISC2[編集]
# | タイトル | リードボーカル | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「ヘイ・ユー Hey You」 |
ギルモア ウォーターズ |
|
2. | 「イズ・ゼア・エニバディ・アウト・ゼア? Is There Anybody Out There?」 |
ウォーターズ ギルモア |
|
3. | 「ノーバディ・ホーム Nobody Home」 |
ウォーターズ | |
4. | 「ヴィーラ Vera」 |
ウォーターズ | |
5. | 「ブリング・ザ・ボーイズ・バック・ホーム Bring The Boys Back Home」 |
ウォーターズ | |
6. | 「コンフォタブリー・ナム Comfortably Numb」(作詞・作曲:ギルモア、ウォーターズ) |
ギルモア ウォーターズ |
|
7. | 「ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン The Show Must Go On」 |
ギルモア | |
8. | 「イン・ザ・フレッシュ In The Flesh」 |
ウォーターズ | |
9. | 「ラン・ライク・ヘル Run Like Hell」(作詞・作曲:ウォーターズ、ギルモア) |
ウォーターズ ギルモア |
|
10. | 「ウェイティング・フォア・ザ・ワームズ Waiting For The Worms」 |
ウォーターズ ギルモア |
|
11. | 「ストップ Stop」 |
ウォーターズ | |
12. | 「ザ・トライアル The Trial」(作詞・作曲: ウォーターズ、ボブ・エズリン) |
ウォーターズ | |
13. | 「アウトサイド・ザ・ウォール Outside The Wall」 |
「Another Brick In The Wall / Pink Floyd」