近所に『そろばん塾』ができていた・・・
いつも帰りが遅い自分は、近所の小さな変化に気がつかないでいた。
そのそろばん塾は意外にも生徒数が多く、子供達の顔も明るく活気があった。
(このコンピュータ社会に、そろばんねぇ・・・)
そんな風に思いながらも、微笑ましい光景に少し癒されたりもしていた・・・
自分もそろばん塾に通っていたことがある。
小学低学年の時、近所の友達と一緒に1年ほど通った。
今思うと、当時の小学生のランドセルには、たて笛やら、定規やら、そろばんやら、給食着やら、いろいろなモノがささってたり、ぶら下がってたりしていたものである。
それが最近では、ランドセルはシンプルな姿をとどめ、教材はアナログからデジタルに変わり、習い事も習字やそろばんから学校のカリキュラムを補う学習塾へとシフトしていった。
『効率』が最も優先される時代・・・
もはや、そろばん塾の最終奥技である暗算もマニアックな特技のひとつでしかない・・・
社会人になってからはもっと顕著である。
効率的で正確性を要する計算はエクセルの中で自動的に行われ、オフィスでそろばんの姿を見ることはほとんどない。
自分の頭で計算するのは、せいぜいお店のワリカン勘定ぐらいなものだ。
まぁ、それも携帯の電卓のほうが効率的か・・・
それにしてもアナログ文化が廃れていくのは寂しいものだ。
そうやって、だんだんと日本人のわびさびや伝統は失われていくのだ・・・
そのうち、『そろばん』も謎の道具としてクイズで出題される日も近いかも知れない・・・
年の瀬が近いせいか、センチメンタルなブログになっちゃったので・・・
久しぶりに整えてみました!!
『そろばんの計算』と掛けて!
『初詣』と解く!
そのココロは!!
『最初に願います』
(うける~)