最近のテレビに『AKB48』がでていない日はない。


ドラマやバラエティ、歌番組にCM。


それはもう、『マルチ』と呼んでも過言ではない活躍ぶりである。


しかし、今回はそんなAKB48の話をしたいわけではない。




(そんなに詳しくないしね・・・)




AKB48の仕掛け人といえば、『秋元康』である。


彼の肩書きを調べてみると・・・


放送作家、作詞家、脚本家、テレビ・映画・音楽プロデューサー、映画監督、漫画原作者、タレントとおびただしい職種が並ぶ。


これぞまさに『マルチ』の権化である。




(すごいんだけどなぁ・・・)




高校時代から放送作家を始めた秋元氏は、数多くのヒット番組を手掛ける。


『オールナイトフジ』、『夕やけニャンニャン』に至っては、もはや伝説ともいえる。


そして、その才能は作詞の分野でさらに輝く。


とんねるずから美空ひばりまで、幅広いジャンルの名曲を世に送り出してきた。


当然、他の分野においても大きな実績を残している。




(ものすごいんだけどなぁ・・・)




秋元氏の有名なエピソードがある。



中央大学在学中、すでに売れっ子放送作家であった彼は、ほとんど学校に姿をあらわさなかったという。


そんな彼に大学サイドは単位を与える訳もなく、除籍の危機が訪れる。


最後のチャンスとして、大学は彼に単位と引き換えに大量のレポートの提出を強要した。


その時、秋元氏はこう言い放って退学したという・・・




『今の自分がこれだけの枚数の原稿を書けば何百万の仕事になるんです。』




まぁ、自分勝手なめちゃくちゃな言い分ではあるが、その言葉には『自分の価値』に対するゆるぎない自信を感じる。


きっと、その頃から現在の『秋元康』を確信していたのかも知れない。




(確かにすごいんだけどなぁ・・・)




今日も街の大型ビジョンでAKB48の歌が流れている・・・


多くのファンを熱狂させる彼女たちのパフォーマンスの影に・・・


ぽっちゃり眼鏡のドヤ顔・・・






























少しだけ冷める。