『51』は誰がなんといおうが、イチローである。



日本が世界に誇る天才は、メジャーリーグのルーキーイヤーから10年連続200本以上のヒットを放ち、毎年30以上の盗塁を当たり前のように記録している。

さらに、それだけではない。

正確なコントロールと強肩でランナーを刺す、
『レーザービーム』。

メジャーリーグ屈指の広い守備範囲、

『エリア51』。

それらのイチローを賞賛する言葉は、奇跡的な打撃より、むしろ堅実な守備についてのモノの方が多い。



渋い・・・


まさにスーパースターである。




自分が思う『イチローの最もすごい所』を勝手に語らしてもらおう。


それはずばり!!


”スタイルにこだわり、スタイルにとらわれない所”だ。



イチローといえば、バッターボックスに入る特徴的な動作が有名である。


屈伸から、素振りを数回、最後に照準を合わせるかのように垂直にバットを立てる・・・


儀式のような一連のその動作は、どんな時でも計ったようにリズムが変わらないらしい。


ストイックなイチローの強い『こだわり』を感じる。



その一方で、イチローは当時一世を風靡した代名詞『振り子打法』をメジャーで封印する。


メジャーリーガーのトリッキーな投球フォームに対応するためだ。


輝かしい実績と揺るぎない自信を誇っていたバッティングフォームを捨てたのだ・・・


野球選手に限らず、実績のあるスタイルを変えるにはかなりの勇気が必要である。


しかし、大きな目標を達成するためには、何事にも『とらわれてはいけない』のだ。


たとえそれが、実績と自信のあるモノであっても・・・



渋すぎる・・・


まさにスーパーヒーローである。




それに比べて今の自分は、強いこだわりがあるわけでもなく、常に何かにとらわれている気がする。


せめて『こだわり』ぐらいはみせたい!!

































51発目『イチロー』