『出会い』があれば、『別れ』がある・・・


先日、6年間番組を務めていただいたタレントさんの最後の収録が行われた。


その人の名は、『シャバ駄馬男』さん。


金髪のモヒカンで一見怖い人に見えるが、本当に優しい兄貴である。



シャバさんには、番組を通して、たくさんのことを教わった。


特に去年4月から始まった『ギャル番組』では、メインMCを見事にさばき、悩めるモデルたちの父親として、若きスタッフの兄貴として、なによりも良き友として、優しさや勇気を体を張って教えてくれた。



『夢は言葉で語った方がいい。言葉が誰かを動かし、言葉がチャンスを引き寄せるから。』


常にシャバさんが口にしてきた言葉だ。


人間40歳を過ぎると、『夢』なんて言葉が気恥ずかしかったり、嘘っぽかったりで、なかなか言えなくなるものである。


それをサラリと言ってくれるのが、心地いい。


それをアッサリ実現しているのが、かっこいい。


そして、決して優秀でも、特別でもないオレにさえ、何かできそうな気にさせてくれた。




そんなシャバさんのブログを読んだ・・・


http://blog.goo.ne.jp/shootryon


番組で共演したモデルたちへの思いを卒業証書として伝えていた・・・


それに感動したモデルたちのコメントも数多く寄せられていた・・・


スタッフに対する気持ちも熱かった・・・


大げさな話になるが、


『素晴らしい人生』の価値観は、とても曖昧で、複雑なものである。


何かを成し遂げた。


何かを残せた。


誰かに愛された。


誰かを愛せた。


などなど・・・それはもう多種多様である。


シャバさんは、すでに多くのことを成し遂げ、残してきた。


そして、みんなに愛され、愛してきた。


でも、オレが感じたシャバさんの最もスゴイところは、『感謝する力』だ



人間は大きな事を成し遂げたり、たくさんの人に愛されたりすると、『感謝』を忘れる。


自分がとても偉い人間になってしまうのか、調子に乗ってしまい、『謙虚』を捨て去る。


そんな人をたくさん見てきたオレは、シャバさんのブログに散りばめられた、たくさんの『ありがとう』や『愛してるよ』の言葉に、ものすごく暖かいものを感じていた。




この春、『卒業』していくシャバさん!!


伝えたいことは、書ききれないほどありますが!!


長い間、ありがとうございました!!


愛してます!!



























オレもあと1発で『卒業』です!!

ご無沙汰しておりました・・・


残り3発というのに、更新が滞りまくりですみません・・・


気合いを入れてまいりたいと思います!!




電車の中で漫画を読む大人。


辛い移動の時間を少しでも楽しくしようとしてるんで、まぁ、あまりかっこよくはないが、許しましょう・・・


今回は、そんな大人のすべらなそうな話。第33弾。





その日の通勤電車は、まだ多くの学校が冬休み期間のせいもあってか、いつもより少しだけ空いていた。


それでも、電車の中のサラリーマンは疲れていて、


つり革につかまりながら眠る者。


携帯をダルそうに眺める者。


ひたすら車内吊り広告を読む者。


それぞれが思い思いに通勤時間を過ごしていた。




その中で、少年ジャンプを熱心に読みふける40代後半のおっさんを見かけた・・・


おっさんは、片手でつり革をつかみながら、小脇にセカンドバックを挟み、器用に漫画を読んでいた。


(いい年して・・・かっこわりぃな・・・)


オレの意識はおっさんにロックオンした。


ギャグ漫画を読んでいるのか、ニヤニヤ笑いだすおっさん。


(ゲッ!笑ってるし・・・キモいわぁ・・・)


その後もおっさんは、ペラペラとページを進めたり、戻したりしながら、漫画を読み続ける。




おっさんのページをめくる音がきこえなくなった・・・


やっと読み終えたのだろう・・・


おっさんは、おもむろに漫画を網棚へと上げた。


(さすがに会社には持っていかないんだ・・・まぁ、恥ずかしいもんな・・・)


・・・と思った瞬間!


また網棚の漫画を慌てて取り戻し、なにやら読みだす・・・


(うわぁ!! 読み忘れ??)


どん引きのオレ。


満足げに再びページをめくりだすおっさん。




『まもなく茅場町~茅場町~』


車内アナウンスが流れた。


おっさんもその駅で降りるのだろう・・・


そわそわしだした・・・


もうすぐで読み終わりそうだが・・・


駅にも着きそう・・・


とたんに読むピッチを上げるおっさん。



電車はスペードを徐々に落とし、茅場町のホームへと入る・・・


まだ読んでいるおっさん。



降りる人が出口へと移動し始める・・・


まだ読み終わらないおっさん!




電車が止まり、一斉に降りる乗客・・・


やっと漫画を読み終えたおっさん!!






慌てて電車を降りるおっさんは、降り際にパニックに陥ったのだろう・・・





























セカンドバックを網棚に投げ上げ・・・


読み終えた漫画を小脇に抱えて降りて行ってしまった・・・




























おっさん・・・



























ごっちゃになったんだね・・・