おはようございます!
プルデンシャル生命に23年勤務し
55歳で脱サラ。
(MDRT23年連続達成 TOT10年 COT22年)
今春より、俳優・モデルなど様々なチャレンジをしている山内誠治です。
つい先日、
自動車業界の認証不正が発覚しましたね?
なかなか一般人には、何が悪いのか?その詳細について理解が難しい領域ではあります。
トヨタ自動車の豊田会長の発言
「不正の撲滅は無理だと思う。問題が起きたら事実を確認し、直すことを繰り返すことが必要だ」
会長自ら無理だと思うと公の場で言ってらっしゃる😵
トヨタの会長さんがそのような公言をするには相当、国土交通省の定める規定について思うところがあるからだと私は思うんです。
どの業界でも、
民間企業の現実を行政が
正確に把握していないとか、
民間がどんどん進化しているのに
行政が全く追いついていないとか。
そういう声を良く聞きます。
豊田会長は、こうも言ってます。
「トヨタでは、
より厳しい基準を用いていた」
「会見の場で私が言うことではないが、
制度自体をどうするのかという議論に
なっていくといい」
この発言からも、旧態依然とした行政の仕組みや、やり方、制度への不満が滲み出ているように感じませんか?
なんかわかるー
金融業界も同じなんですよね😅
金融機関には、金融庁が検査に来て色々と指摘してくれます。
でも現場はそれに振り回される。
金融庁から言われたら、言うことを聞かないといけない。なぜなら、金融庁には
金融機関の営業活動を停止させられる権力
があるからです。
そういった金融庁からの指摘によって、
現場では書類がどんどん増えていく。
私が金融機関で働いていた時も
そうでした。
とにかく書類が多過ぎ。
そして、書類が多いと不備も多くなり、
書類のもらい直しなど業務も増える。
ストレスでした😥
金融機関の場合、お客様の認識違いなどで、後々トラブルになることがあります。
運用の成果が悪くてクレームになったりね。
そういう時に、確認書類があれば、金融機関に責任は無い、お客様の方に責任があるってことを証明しやすいわけですよ。
金融庁から顧客とのトラブルなどについて指摘された際、我が社はちゃんと確認書類をもらってます!と金融庁に対してちゃんと言い訳ができるようにしたいんだろうと思っていました。
顧客の利益を守るためというよりは
不祥事が起きた時に
我が社はやるべきことをちゃんとやっていた!
確認書類や説明義務項目を作っていた!
と責任を負わないことを目的に必要書類が
大量にあった気がします。
保険業界で必ず顧客からもらう確認書類
重要事項説明書という書類があります。
保険契約をする際に特に重要なことを
抜粋した大切な確認書類。
本来は、重要事項に記載していることは全て顧客に説明し、ご納得いただいて署名をしてもらうことになっているんですが.....。
重要事項の内容もかなりのボリューム😅
一つ一つ丁寧に説明していたらものすごーく時間がかかってしまう。
なので、全ての営業の方が重要事項の全部を説明しているかというと?🤔
おそらく、金融庁も会社もわかっていると思うんですね。
全部説明するなんて現実的に無理だって。
でも、それは金融庁との取り決めで必ずやることになっているから、関係者全員がやったことにしているんじゃないかな?(ちゃんとやっている人もいるかもしれませんけどね🤭)
今回の豊田会長のコメントを聞いて、金融業界だけでなく、全業界で同じようなことになっているんだなと感じたわけです。
行政の方々は、国のため、国民のためにと思って、
金融機関本社の方はお客様のためにと思ってやってくださっているんだとは思うんですよ.....
でも、消費者のため国民のためという本来の目的のためだけではなく、保身のためにお仕事されている印象が拭えないんですよね。
トヨタ会長の発言には、そういうメッセージが込められいるような気がしてなりません。
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山内誠治