たまに出会う、ああいう人が俺のやる気の源泉だ。

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なんかの機会にまりちゃんに言われました。



「SEIJIさんて、意志強いですよね。」




・・・。



「うちの親であったり、今までの彼女がそれを聞いたら、どんな顔をするだろうな(^^;)」




早起きであったり、音読ブログであったり、減量であったり、確かに今年に入ってからの『努力』は続いているし、相当な成果をあげている気がします。

しかし、そんなもの意志の力でもなんでもない。ルールとシステムの為せる技だと思っています。



「早起きのコツとすべて一緒だ。コンフォート・ゾーンの考え方はいつか教えただろう?」


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今週の月曜日の「女子会しまんでぃ!」を見学をしていた時のお話。

いつかちゃんの「ギリギリじゃないと僕、ダメなんだよ~♪」( by B'z ) という日常について語られていました。


比奈ちゃんやおっさーがいろいろアドバイスしていたし、不肖この私もマイク入っていないながら汁男優として(笑)ちょっとは口を挟ませてもらいましたが、それと同時にこう思ってたんですよね。


「今のいつかちゃんに何を言っても無駄だろう、ちょっと前までの俺そっくりだ。

 “ギリギリな自分”が彼女にとってのコンフォート・ゾーンなんだ。

 その認識が変わる、俗に言う“パラダイム・シフト”が起こらない限り全ては付け焼き刃だ。」



基本これっていつかちゃんだけじゃなくて、たとえばおくちゃんの「ネガティブな自分を直したい」も同じ、口で言っていることとは裏腹に深層心理では「直す気なんてサラサラありまーん」って思っているのがありありと見てとれます。


いつかちゃんは「ギリギリな自分」そしておくちゃんは「ネガティブな自分」でいることがコンフォタブル、つまり『快適』なのです。そう思っている間はぜったいに変わらないのです。


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塾講師のアルバイトをはじめて以来、いや高校生の時に予備校でとある先生の素晴らしい授業をうけて以来、言葉やコミュニケーションというのに関して徹底的に考え続けた日々だったのですが、そんな中ではるか昔、高校生ぐらいの時に読んだ本の内容がいかに正しかったかを思い知らされています。


「潜在意識が望んだとおりの人生になる。」


超うさんくさい自己啓発本みたいで20代の頃はまったく相手にしてなかったのですが、コミュニケーションや言葉をつきつめていくと、最近になってようやくその言葉の節々から


「本人すら自覚してない、深層心理が思っていること」


というのが読み取れるようになってきました。


月曜日のいつかちゃんならば「紙一重ですべて乗り切る自分超かっけぇ」と深層心理で誇りに思っている(というか口でもそう言ってた)のがアリアリとみてとれたので「彼女にこの話をするのはある意味、時間の無駄だな」と思いながら話を聞いていました。

またおくちゃんにしても「ネガティブな自分、嫌いなんですぅ」と言っている自分を、深層心理は大好きなんだろうなとよく思います。犬猫のように自分の傷を舐めている、その行為自体が安心の源なんだろうな、赤ちゃんがおしゃぶりをやめられないように、そう思います。

本人すら知覚できない、というか本人の方がわかりにくい深層心理が最近わかるようになったので「言っても無駄」な時はあんまり何もいいません。

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「なぜ、早起きできないか? それは布団の中がコンフォート・ゾーンだからだ。

 布団の中にいるとぬくぬくしていて暖かくて気持ちいい。そしてまだ寝たい。だから起きない。


 俺が他人を起こすならば“起きろ~”って言うんじゃなくて無言で布団ひっぺがえす。

 そして“シャワー浴びてきたまえ、その後なら布団をかえしてやろう”と言う。


 たぶん布団というコンフォート・ゾーンをとりかえしたいからそれぐらいなら言うことを聞くだろう。

 でも帰ってくる頃には体温が上がって、また布団も冷えてるからコンフォート・ゾーンではなくなってる。


 これでだいたいの場合は2度寝はしないはず。それでも寝る時はそれは睡眠不足だ。寝させてやれ。


 まぁ俺は一人暮らしだからそういうワケにもいかないず一工夫している。

 たとえば“うるさい”とか“近所迷惑かも”とかいう布団の中にいることをアン・コンフォタブルにして

 そばにチョコ用意したりカレンダーに○で連続記録を誇ったり布団の外にコンフォート・ゾーンを作る。

 また“○をつけるだけで二度寝OK”という低い基準もアン・コンフォタブルにしない配慮だ。


 結局人間も動物だから無意識に「快適さ」を求める。理性の力が弱い起きた直後はなおさらだ。

 小学校の遠足や憧れ人と会う時は目覚まし前に起きるだろ? アレも同じ理屈だ。



 ちなみにこれ、元ネタがあって、

 あの有名な旭山動物園が「ライオンをもっと近くでみたい」という客からの要望に応えるため

 ガラスのすぐそばに電熱線入りのあったかいスポットを作ったんだ。

 ライオンも暖まりたいからずーっとそこに座ってて、来客はどアップのライオンにとても喜んだらしい。

 それと同じ理屈さ。寝起きと酔っている時の人間なんて動物そのものだからな。」


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短期的にはこういうやり方もきくかもしれませんが、やはり長期的には「深層心理」を味方につけるしかないと思います。

つまり「○○したいのに、続かない!」というのは実際は逆で「本当は○○したくないから、続かない!」と徹底して考える。

その上で「じゃぁ本当に○○したくなるには、どうしたらいいか?」で戦術やシステムを考える。こうすることによってうまくいくようになってきました。



ただ、いつかちゃん(の深層心理)が思っているように


「別に今のままで困ってるわけじゃないから、いいじゃん」


というのはパラダイム・シフト(価値観の転換)が起こらない限り難しい気がします。大失恋であったり、大失敗であったり重大事案でしか深層心理は書き換わらないので、彼女はしばらくギリギリchopをテーマソングに生きていくんじゃないかなぁと(笑)


そして、今年に入ってから私の取り組みが恐ろしいまでに成果をあげるようになったのはたぶん深層心理のコンフォート・ゾーンが変わったからでしょう。


「俺がダメ人間で誰に迷惑をかけた!」


という逆ギレ感から


「上見さんは素晴らしい女性だった。見習うことで敬意をあらわしたい。」


と心の底まで思うようになったのでしょう。


だから今の自分にとって


「上見さんに近づいている自分」の方が居心地がいいのです。


だから何事もちっとも努力とは思わないし、今度はそうじゃないと気持ち悪くなりました。


そういう意味で会わなくなった今も、とてもいい影響を与えてくれる、本当に素晴らしい女性だったと思います。


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「変われない(続かない)のは、深層心理がそれを望んでいないから。」


深層心理というまったく別人の自分を見据える癖をつけることをおすすめします。


それではまた来週!