先日、知り合いの

空き家の片付けを手伝ってて

こんな感じの古いラジカセが出てきた

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40年近く前のモノ

 

 

 

電源コードもないし

電池入れても動かないから

すでに壊れてはいたんだけど

 

 

 

知り合いに聞けば

最近はこう言った

古いラジカセとかは

 「価値がある」のだとか

 

 

 

当時の懐かしさで欲しがる人や

この昭和のレトロ感が好きな人など

 

 

 

そんな人たちが

欲しがるのだとか

 

 

 

それを聞いて僕は

このままゴミにされるくらいなら

誰か「欲しい人」にもらって欲しいな、と

 

 

 

そう思って、

この子たちを引き取り、

綺麗に拭いてあげてから

 

 

 

リサイクルショップ

に持って行ってみた。

 

 

 

リサイクルショップなら

「本当に欲しい人」

「可愛がってくれる人」

に繋いでくれるんじゃないかと

 

 

 

 

そしたら持って行った

リサイクルショップの壁に

「昔のラジカセ買取強化中!お持ちください!」

って、まさにこの子と同じような

昭和のラジカセの写真が

バーーンって貼ってあって

 

 

 

 

おーーー!!ヽ(*´Д`*)ノ

 

 

 

ってなって

 

 

 

「お前よかったなー、喜ばれるぞ!」

って気持ちと同時に

なんか「自慢の子供」を

連れて行く親の気持ちみたいになってさw

 

 

 

だって、「買取強化中!!」

って全面アピールされたら

なんか期待もするやん?

 

 

 

この時点ではもう

「お前」って話しかけるくらい

擬人化が進んでるっていうね

 

 

 

で、妄想の中では

「うわー!!この子はいいですねー!」

「こういうのうちも欲しかったんですよー」

「壊れてるとか一切かんけーないっす!!」

みたいなのを勝手に想像してさ

 

 

 

でも、その期待感がバレると恥ずかしいので

「なんか、こんなんうちにあったんすけどー」みたいな

「別にお金欲しいとかじゃないんですけど」みたいな感じで口をすぼめながら、さっと

 

 

 

「あ、これ、買取りおねがいします」と

 

 

 

そしたら

 

 

 

なんの会話のやり取りもなく

いやむしろ、目を合わされることもなく

 

 

 

 

「はい番号札を持ってお待ちください」

 

 

 

え?

なんかないの?

この子のエピソードとか?

 

 

 

むしろ、

「困ってモノを売りに来た人」

への気遣いのような雰囲気を出され

 

 

 

そして、5分程度待たされたあと

番号を呼ばれカウンターに行くと

 

 

 

「ジャンク品なんで1000円です。こちらにサインお願いします」

 

 

・・・・・

 

 

 

 

「これいいですね」とも

「もっと、こうだったらよかったんですけどね」ともなく

「1000円ですけどどうします?」もなく、淡々とね

 

 

 

 

「1000円です。こちらにサインを」って

 

 

 

 

 

 

寂しっ!!(υ´Д`)

 

 

 

 

なんか、さみしーやんか!!(;´Д`)ノ

 

 

 

 

 

いや、金額がっていうか

「どーせいらないんでしょ? はい、1000円」

みたいなんがさー、なんかさー、さみしいやん

 

 

 

そういうのやないやん?

おれが求めてるのそうーやないやん?(笑)

 

 

 

この子を可愛がってくれる里親やん?

この子の価値を分かってくれる人やん?

(もう、この子になっとるしね)

 

 

 

なんかそうやって売られるこの子が

かわいそうな気がしてきてさ

 

 

 

なんか、

「ジャンク品なんで」ってのが

「死体なんで臓器だけの価値になります」

みたいに言われてるみたいで

 

 

 

だから、

 

 

一度サインして1000円受け取って

出口まで行きかけたんやけど引き返して

(一度受け取っとるw)

 

 

 

「やっぱりいいです」

って戻してもらいました。

 

 

 

 

「あなたにこの子は渡せません!」

みたいなね(笑)

 

 

 

 

で、こーなったら

本当に欲しい人に

タダでいいから直接渡そう、と

 

 

 

直接会って渡すシステムの

フリマアプリに出品して

「本当に欲しい人」に渡そう、と

 

 

 

で、やったこともないけど

初めてフリマアプリをダウンロードして

早速「無料」で出品してみたら

 

 

 

速攻、何件かお申し込みがあり

その中でも「この人なんかいいな♪」

って人に先日直接会って渡してきました。

 

 

 

50代くらいの男性が

「もう懐かしくて懐かしくて♪」

壊れてることなんて御構い無しに

嬉しそうにもらって帰ってくれました

 

 

 

 

うれじい。゚(T^T)゚。

 

 

 

まさにいい外親が

見つかった気分で

 

 

 

で、それ見てて思ったのが

 

 

 

 

40年近く前の動かないラジカセを

「見てるだけでいいんですよ」

「40年前のものがただあるだけで」って

愛してくれる人がおるって

 

 

なんかええよね!!(≧∇≦)

 

 

 

なんか、すんげー

嬉しい気持ちになったよね!

 

 

 

で、この里親ミッション

を通して思ったことは

 

 

 

 

「何が出来るか」とか

「なんの役に立つか」とか

「どんなにすごいか」とか

「どれだけ人気があるか」とか

 

 

 

そういう「能力」や「行為」や「結果」

じゃなくて、その人の「存在そのもの」

 

 

 

「ただいてくれるだけでいい」

「どんなお前も好き」

 

 

 

そんな人のそばに居たいし

自分自身もそう思える「人」や「モノ」に

囲まれて生きて行きたいなと

 

 

・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

と。

 

 

 

 

と、いう風に「それらしい人生訓」

みたいな感じでまとめようとしてるけど。。。。

 

 

 

実はさ?

 

 

 

一番のポイントは

買取りカンターに出すときに

 

 

 

「この子いいっしょ!!」と言い切れず

「あ、これなんか家にあったんで・・」みたいに、むっつり感満載でやってしまった自分の

 

 

 

恥ずかしさよね!!!

 

 

 

 

そのリベンジでアプリに

出品し直したんだと思います(/ω\)

 

 

 

アプリの出品紹介文には

ちゃんと想いと気持ち書いたもんね

「転売されるのとか寂しいんで」

「本当にこの子が欲しいって人だけお願い」って(笑)

 

 

 

「好き!」をちゃんと書いたもんね

 

 

 

で、本当は「ある程度の額」

で買い取って欲しかったんやろうね

 

 

 

だって「本当に価値を感じてる」なら

「お金も払って欲しい」って思うもんね(^ ^)

 

 

 

いやー、まだまだ

むっつりあるね(●´ω`●)ゞ

 

 

 

 

あ、むっつりがよくわからない方は

この過去記事をご参照下さい♡