京都記念 レース結果 ラヴズオンリーユーvsステイフィーリッシュvsワグネリアン

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2021年 2月14バレンタインデーに開催された京都記念(阪神競馬)のレース結果


開幕週の阪神競馬場。昨年マイルで1分32秒台続出した高速馬場とは違い、今開催は通常の芝状態。マイル戦で1分33秒が限度。外回りではSペースを除くと差し馬が圧倒的有利なコンディション。

しかし、内回りコースでは状況が異なる。
1000m通過1分のMペースでも前が止まらない。  そんな馬場状態を見極めたジョッキーが京都記念を制すのである。

ステイフィーリッシュ和田竜二が速いペースを刻んで1000m通過59.3のMペース。
4馬身離れた3番手にダンピュライト松若風馬。そして徐々に進出し、4番手にラヴズオンリーユー川田将雅。

和田竜二と川田騎手は、2時間前に同コ−スと同じ阪神8レース 芝内回り2000mに騎乗。
逃げ馬が1000m通過1分のMペースを刻み、逃げ切り完勝。先行馬が上位を独占した。
そのときに逃げったのがルーラーシップ産駒。奇しくもダンピュライトもルーラーシップ産駒である。
ダンピュライト松若風馬は離れた3番手の絶好ポジションでレースを進める。
8レースを経て、先行有利と判断した和田竜二はステイフィーリッシュを早めに先頭に立たせ、逃げ切りを狙う。
20代前半でᎶ1タイトルを総なめした男、さすがの判断である。

1人気に推されたラヴズオンリーユー川田騎手、逃げ切り勝ちとなった8レースにて1人気のオーマーイダーリンに騎乗し最後方大外追い込むも大敗。奇しくもラヴズオンリーユーと同じディープインパクト産駒牝馬だった。 
「同じ鉄はふまない」
そう言い放った川田将雅は3コーナでダンピュライトに並びかけると4コーナで3番手に。
直線は壮絶な追い比べを制しラヴズオンリーユーがオークス以来 約2年ぶりの勝利。

3週間、つきっきりで調教追い切りに騎乗した川田将雅と、口当たりが柔らかいトライアビットへハミに変更し馬の能力を発揮できるように改善した厩舎の努力が実を結んだ。



今後は、昨年ドバイに往復旅行をしただけで終わったドバイWCデー(開催3日前に中止)に出走予定。再びコロナウイルスの影響で往復旅行だけで終わらないことを願う。


川田騎手インタビュ 前半
川田騎手インタビュ 後半

1着 ラヴズオンリーユー(川田将雅騎手)
「久しぶりにこの馬が勝つことができて、何よりだと思います。3週間調教にまたがって、陣営に色々リクエストして、良い時間を過ごしてきて、結果に結びついて嬉しく思います。
レースはあれこれ考えずに、彼女が走りやすいリズムで乗ろうと考えました。走りのバランスはだいぶ良くなっていると思います。今後はもう少し反応が早くなってくると思いますが、良い頃の走りに戻ってきていると思います。勝ち切ったことがこの馬にとって良かったです。
支持していただいて、オークス馬が良い走りをすることができました。ファンの多い馬だと思いますし、走る時にまた楽しんでもらえたらと思います」

2着 ステイフーリッシュ(和田竜二騎手)
「理想の展開でした。残り600mからアクセルを踏んでいく形で、最後まで止まっていません。さすがに他の馬も今日の馬場がみんな分かっているので、早めに来ていて最後は交わされましたが、この馬の力は出してくれたと思います」

3着 ダンビュライト(松若風馬騎手)
「良いスタートを切って、前2頭を見ながら良い位置でレースを進めることができました。最後まで頑張ってくれています」



馬連(2)(4)は570円、馬単(4)(2)は840円、3連複(2)(4)(9)は1680円、3連単(4)(2)(9)は5190円。